人間通になる読書術・実践編(実践編) の商品レビュー
名著、古典、ベストセラー、書評への懐疑を論じており、総じて他人の評価で本を選ぶなという主張であり、それなりの説得力はある。特に書評に関しては「評者の見識を披露する場になっており、邪道に流れている」という指摘は傾聴に値する。 ただし、本書自体がブックリストを兼ねてもいるわけで、1冊...
名著、古典、ベストセラー、書評への懐疑を論じており、総じて他人の評価で本を選ぶなという主張であり、それなりの説得力はある。特に書評に関しては「評者の見識を披露する場になっており、邪道に流れている」という指摘は傾聴に値する。 ただし、本書自体がブックリストを兼ねてもいるわけで、1冊の本としての矛盾がないわけでもない。厳密に言えば、著者は読者の手間を省くのを目的として自分が面白いと思った本を要約しただけで、原典を読む必要はないと言っているので、書籍の紹介はしても薦めているわけではないのだが。 この世に本は無数にあるわけで、死ぬまでに全てを読む事は不可能だし、何らかの選択はしなければならない。これをどのように行うのかというのは永遠の課題である。
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ある意味斬新なブックガイドといっても 過言ではないことでしょう。 なにせ「読まなくていい」 と明言してしまっているのですから。 この本が面白いのは まじめな本ばかりではなく 推理小説が出てくること。 片方はそこそこ有名ですが もう片方はあまり有名にはなりませんでした。 ほとんどはお堅めだけれども それでも、よくよく噛み砕いていくと 現代でも当てはまる要素があるんだなと 感じてしまいました。
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読書とは食事のようなもの。 教養と智慧は交差しない。智慧には実生活の体験が必要。読書は暗示、補助程度。 歴史を勉強して損した人をみたことがない。温故知新。
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第?部は、おすすめの本のエッセンスが、かなりコンパクトに、しかも多数の本についてまとめられていて、それらを読んでいるだけでも楽しいが、第?部の中身には、本好きな人、読書人にとって、なるほどと思わせることが書かれていて、ここを読むだけでも、納得でき、元気が出て、また頭も整理できる。
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