親鸞 の商品レビュー
宗教者としてより思想家として<不信の>時代の<信>を考えていく過程で自己を突き詰めていく親鸞の姿が吉本さんの言葉を通して浮かんでくる。そして、親鸞の生き様をも映す言葉は10年前に初めてこの本を読んだ時と変わりなく光を心に射す。 そう考えると、今もまた別の意味で<不信の時代>を迎え...
宗教者としてより思想家として<不信の>時代の<信>を考えていく過程で自己を突き詰めていく親鸞の姿が吉本さんの言葉を通して浮かんでくる。そして、親鸞の生き様をも映す言葉は10年前に初めてこの本を読んだ時と変わりなく光を心に射す。 そう考えると、今もまた別の意味で<不信の時代>を迎えてるのだろうと思うと同時に、輝き失せない言葉の思慮深さと凄みを感ぜずにはいられない。
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