世界の名画 秘められた謎の物語 の商品レビュー

桐生操(著者)

2019/02/07

ルーブルのモナ・リザがニセモノ？
ゴヤと「マハ」はできていた
モナ・リザ盗難事件の顛末
ヒトラーの頽廃芸術展
などなど

有名美術館に展示されている超有名美術品には、やはりいくつものいわくがついている訳で、そんな裏話を頭の隅に入れてその絵を改めて見て見ると、もっと美術鑑賞が面白くなるでしょう。

2009/10/04

世界的に有名な名画、名品がたどった波乱の歴史や、それらを造った天才芸術家についてなど、面白い話が目白押し。贋作についての話や、オークションの歴史についてなどが興味深かったかな。芸術に興味の無い人でも面白く読めます。　それからついでに書いておくと、この作品は「世界の名画　禁断のミステリー」を改題し、加筆、修正したものなので、そちらの本を持っている方はご注意を。

2009/10/04

『本当は恐ろしいグリム童話』で一大ブームを巻き起こした桐生さんが書いた本。謎を秘めた名画と、その名画をめぐるオークション・盗難・贋作事件についての記述が主軸である。『モナ・リザ』や『ミロのヴィーナス』など、誰もが一度はメディアを通して見たことのある作品が制作された経緯や、当時の裏事情について詳細に記されている。そのおかげで中世がより身近に感じられ、作品自体への興味も自然とわいてくる。惜しむらくは、文中に登場する作品の写真が少ないこと。文中の作品を写真として載せる配慮があれば、その作品を直感的にも楽しめられただろう。