十年目の蜜月 の商品レビュー
サルみたいって男の子…
サルみたいって男の子に言われれば、そりゃ女の子は傷つきます。ましてや、結婚しようという相手に。結婚して10年経って、ヒーローはヒロインに会いに行きます。表向きは、後継ぎを作る為・・・本当は、偵察です。ヒロインは、10年前の恨みを忘れていません。美しく成長したのに、自分を美人だと思...
サルみたいって男の子に言われれば、そりゃ女の子は傷つきます。ましてや、結婚しようという相手に。結婚して10年経って、ヒーローはヒロインに会いに行きます。表向きは、後継ぎを作る為・・・本当は、偵察です。ヒロインは、10年前の恨みを忘れていません。美しく成長したのに、自分を美人だと思えません。ここまで来ると言葉の暴力ですね。ヒーローはヒロインの美しさに圧倒されてしまうのですが・・・。できれば、きちんとサルと呼んで悪かったと謝って欲しかったですね。
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「おじさん、僕を猿と結婚させるなんてひどいよ!」夫となる少年の言葉は、十歳の花嫁の心に傷を残した。幼いベスは協会の祭壇の前で泣きながら結婚したくないと言い張ったが、結局は儀式を済ませ、少年ドルーの正式な妻となった。 相手は高貴なエクスフォード伯爵家の跡継ぎだからと言われても、不器...
「おじさん、僕を猿と結婚させるなんてひどいよ!」夫となる少年の言葉は、十歳の花嫁の心に傷を残した。幼いベスは協会の祭壇の前で泣きながら結婚したくないと言い張ったが、結局は儀式を済ませ、少年ドルーの正式な妻となった。 相手は高貴なエクスフォード伯爵家の跡継ぎだからと言われても、不器量な自分と紅顔の美少年が夫婦だと考えるのは耐えられなかった。しかし、まもなくドルーは去っていった。「大人になったらまた会おう」と言い残して。 そして十年がたち、ドルー(夫)が戻ってきた。 ベスにはすぐに彼が分かった。誰もが振り返る美貌は十年前と変わらない。ところが、ドルーの方はベスが妻とは思わなかったのだ。彼は乗馬服姿のベスの胸に手を伸ばし、うなじに唇を寄せた。「美しい妖精よ、きみの名は?」
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