深き心の底より の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
私は昔から、食物に文句を言う男の人は嫌いだった 死は生のすぐ隣に潜んでいる 十秒でなければ、熱は恐ろしいものではなく、 治ろうとする身体の意志の現れなのだ 子供を産んで一番大きく変わった価値観は、自分の命が惜しくなったことだ
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心にさくりさくりと突き刺さる言葉と、仄かな笑いに満ちたエッセイ集。 筍を売る老人を主としたエッセイの中で、「人間のあはれさ」を自身の体験をまじえて書いている部分がとても印象に残る。「かわいそう」というのでは決してない、とある人を見た時のあのどうしようもない切なさが言葉にされている...
心にさくりさくりと突き刺さる言葉と、仄かな笑いに満ちたエッセイ集。 筍を売る老人を主としたエッセイの中で、「人間のあはれさ」を自身の体験をまじえて書いている部分がとても印象に残る。「かわいそう」というのでは決してない、とある人を見た時のあのどうしようもない切なさが言葉にされている気がして、どこか嬉しくて、悲しかった。
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2008.07.06. 再読。やっぱり小川さんの綴る文章は心が落ち着く。謙虚で静かな空気が流れてる。 2007.02.09.
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