職業別 パリ風俗 の商品レビュー

鹿島茂(著者)

2017/10/14

バルザックやフロベールの一連の作品や「レ・ミゼラブル」等の
フランス近代文学を読む前、もしくは読んだ後に一読すると良い本。
革命、ナポレオン、王政復古などの政治の変遷の中での職業は、
同じ名称でも日本(現代)のものとは異なっている。
本当の意味の教師になれなかった者の道、医者もいろいろ･･･。
金、名誉、出世が渦巻く職業選びは、まさに究極の選択。
やたら登場する公証人やグリゼットの事などもわかります。

2012/07/07

今までよく知らなかった十九世紀のパリについて、よく分かる。非常に資料としてありがたい。が、高いんだな……。

2012/07/02

思っていたのとはちょっと違う内容だったけれど、いろいろな職業のお話が書いてあったりして、これはこれで良かったと思う。

2009/10/07

19世紀（主として前半）を舞台とした小説の登場人物などを例として、当時の風俗を紹介していく本。
すでに読了済みの小説に関することについては「なるほど〜」と思い、未だ読んでいない小説については「読みたい！」と思わせる…。
決して、小説を紹介する本ではないのだか、そう思わせてしまうなにかがあるのは不思議。

「ユゴーが当時の警察機構を、キチンと理解していなかったのではないか？」という厳しい指摘にたいしての裏付け説明（但し、著者は、小説なのだから、厳しく突っ込む必要もないのでは？とおっしゃっている。その通りだね）は面白かった。
勿論、レ・ミゼラブルも、なんら疑問持たずにその辺読みましたからね〜。

2009/10/04

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