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プロフィット・ゾーン経営戦略 の商品レビュー

4.5

11件のお客様レビュー

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2023/08/20

戦略コンサルタントの方が書いた書籍なので、構造化のレベルが高い。 利益モデルや戦略の次元の整理など、網羅性高くわかりやすい。 【メモ】 ■プロフィット・ゾーン=持続的かつ卓越した収益性で、企業に莫大な価値をもたらす領域 ■4つの戦略次元 ①顧客の選択:どの顧客を対象としたいの...

戦略コンサルタントの方が書いた書籍なので、構造化のレベルが高い。 利益モデルや戦略の次元の整理など、網羅性高くわかりやすい。 【メモ】 ■プロフィット・ゾーン=持続的かつ卓越した収益性で、企業に莫大な価値をもたらす領域 ■4つの戦略次元 ①顧客の選択:どの顧客を対象としたいのか ②価値の獲得:どのように利益を上げたいのか ③戦略的コントロール:どのように自分の利益の流れを守りたいのか ④事業領域:どのような活動を行うのか →ビジネスを成功させるためには、これらの次元を顧客が求める優先順位に沿って調整しなければならない ■利益モデル(リインベンダーが用いて成功を収めている) ・顧客開発・顧客ソリューション利益 ・製品ピラミッド利益 ・マルチコンポーネント利益 ・スイッチボード利益 ・時間利益 ・ブロックバスター利益 ・利益増殖モデル ・起業家利益 ・専門家利益 ・インストール・ベース利益 ・デファクト・スタンダード利益 ■その他の利益モデル ・ブランド利益 ・専門品利益 ・ローカル・リーダーシップ利益 ・取引規模利益 ・価値連鎖ポジション利益 ・景気循環利益 ・販売後利益 ・新製品利益 ・相対的市場シェア利益 ■自社のプロフィット・ゾーンを見出す12の質問 ・自社の顧客は誰か ・顧客の優先事項はどのように変化しているか ・自社の顧客となるべきなのは誰か ・自社は顧客への価値をどうすれば増加できるか ・自社はどうすれば顧客のファーストチョイスとなれるか ・自社の利益モデルはどのようなものか ・自社の現在のビジネス・デザインはどのようなものか ・自社の次なるビジネス・デザインはどうあるべきか ・自社の戦略的コントロール・ポイントは何か ・自社の価値はどれくらいか

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2013/05/04

利益をあげるためのビジネスモデルには「型」がある。 この本では22の型を挙げ、その中で11の型に当てはまる実際のケースを紹介している。 シナジーが生まれる範囲でバリューチェーンを統合する、ということは経営戦略ではあまりに当たり前のことで、そのことは当然知ってはいたが、 この本を読...

利益をあげるためのビジネスモデルには「型」がある。 この本では22の型を挙げ、その中で11の型に当てはまる実際のケースを紹介している。 シナジーが生まれる範囲でバリューチェーンを統合する、ということは経営戦略ではあまりに当たり前のことで、そのことは当然知ってはいたが、 この本を読み終わって、理解はしていなかったということに改めて気付かされた。 プロフィットゾーンは数年で移動するので(外部環境の変化のため)、 断続的なビジネスモデルの見直しと再構築が必要だとも書かれている。 ところで、この本の中で強く主張されている内容の一つに、 「顧客視点を持て」というものがある。 この本はアメリカで発売されたのが1997年で、同じ年にあの「イノベーションのジレンマ」も発売されているのは面白い。

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2013/02/23

シェアを獲得さえすれば良かった時代から、利益を重視しなければ企業が生き残れなくなった中、どのようにビジネスモデルを組み替えて望むべきか、が書かれている本。 プロフィットゾーンは製品ではなく顧客にフォーカスを当てるよう主張している。ただ肝心の「どうやって顧客中心にシフトすべきか」が...

シェアを獲得さえすれば良かった時代から、利益を重視しなければ企業が生き残れなくなった中、どのようにビジネスモデルを組み替えて望むべきか、が書かれている本。 プロフィットゾーンは製品ではなく顧客にフォーカスを当てるよう主張している。ただ肝心の「どうやって顧客中心にシフトすべきか」が描かれていない印象。後半に世界のリーディングカンパニーの事例が大量に掲載されているので、そこから抽出して自分の状況に翻訳して考えなければならない。 UXやリーンなど、最近発展してきている概念の元になる考え方なのではないかと感じた。これらはスタートアップカンパニーでは有効ではあるが、既存のしかも行き詰まった大企業には直接適用しにくいので、本書の内容くらいレガシーな方がフィットしやすいかもしれない。

Posted byブクログ

2012/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

企業の成長とともに重心は少しずつ移動し、顧客から離れて企業内部へ向かっていく。 明日の顧客の優先事項は何かを理解する必要があると感じた。

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2012/01/04

常に移動し続けるプロフィットゾーンをどう企業は捉えていくべきか、過去の成功した企業がどのようにプロフィットモデルを再構築したのか。とにかく面白い、そして為になる。続けてザ・プロフィットも読みたい。

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2011/09/05

この本は過去において行われてきた、成功企業のビジネスモデルの分析をおこなっている本だ。 主に対象とする顧客が時代の変遷に伴ってどう変わってきたのか、その時その経営者が環境からどう考えて、行動してきたのか、その際にどういったプロフィットゾーンが形成されたのか、というのをいくつかの...

この本は過去において行われてきた、成功企業のビジネスモデルの分析をおこなっている本だ。 主に対象とする顧客が時代の変遷に伴ってどう変わってきたのか、その時その経営者が環境からどう考えて、行動してきたのか、その際にどういったプロフィットゾーンが形成されたのか、というのをいくつかのモデルに落としこんで分析をしている。 これはあくまで過去の話なので、そのままいろんなモノには適応できるとは限っていないが、あくまでも参考として読む文には問題ないだろう。 しかし、いずれにしても、プロフィットゾーンというものは幾つかのタイプに分析でき、その中での利益形成を目論むことは今後も変わらないであろう。 時代が変わるごとにプロフィットゾーンが増えていくことだけはかわらないだろう。 また特筆すべき点としはすべての経営者が環境からの判断が早いということだ。 その時におこった競合の状況、市場の変化を早めに分析してそれに対する早いうち手をうっている。これがどこの時代になっても重要だと教えてくれる本だ。 ともあれ、これは本棚においておいて、分析をするときに用いることができる本だろう。

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2010/01/07

10年前の本だけど、内容は全く色褪せえていない、いい本だと思う。 同じ著者のザ・プロフィットと合わせて読むとよさそう。 ビジネスをデザインするにあたって、大事な事は  ① 顧客を考える  ② 利益を考える の2点だと言う。 この本では、②に重点を絞って、どうすれば儲かる仕組み...

10年前の本だけど、内容は全く色褪せえていない、いい本だと思う。 同じ著者のザ・プロフィットと合わせて読むとよさそう。 ビジネスをデザインするにあたって、大事な事は  ① 顧客を考える  ② 利益を考える の2点だと言う。 この本では、②に重点を絞って、どうすれば儲かる仕組みを 作れるのか、を説明している。 22の儲かるパターンを説明している。 ちょっと22は、人間の頭を大幅に超えるので、 フレームワークとしては使えない。 そのため、自分なりに整理しなおすか、 自分のビジネスにいかせそうなものを探すか、 という読み方になりそう。

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2009/10/07

大好きなスライウォツキーの代表作。プロフィット・ゾーンはアイデアを膨らませるためにもいいツールです。

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2009/10/04

「利益」これこそが企業が追い求めるべきものである。 しかし利益=売り上げ−原価という根本は分かっているがその計算にも様々なタイプがある。 本書ではその利益のモデルを分類し、様々なモデルごとのポイントを考えさせる本。 非常に勉強になるしぜひ身に付けておきたいが、今の自分ではなく社会...

「利益」これこそが企業が追い求めるべきものである。 しかし利益=売り上げ−原価という根本は分かっているがその計算にも様々なタイプがある。 本書ではその利益のモデルを分類し、様々なモデルごとのポイントを考えさせる本。 非常に勉強になるしぜひ身に付けておきたいが、今の自分ではなく社会に出てより実感がでてから また読み直したい。

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2009/10/04

実践と理論の中間に位置する良書。 戦略の本ではあるけれど、売上成長ではなくて利益成長こそ真の成長だとして、 いかに利益を上げるか?に焦点をあてた本。利益の上がるポイントが分かりやすく分類されていると思う。 一番大きな利益戦略を取り上げると、利益を上げるにはお客さんが面倒くさがって...

実践と理論の中間に位置する良書。 戦略の本ではあるけれど、売上成長ではなくて利益成長こそ真の成長だとして、 いかに利益を上げるか?に焦点をあてた本。利益の上がるポイントが分かりやすく分類されていると思う。 一番大きな利益戦略を取り上げると、利益を上げるにはお客さんが面倒くさがってる仕事を代わりにやってあげましょう、ということ。しかも、その面倒な仕事は自分とお客さんとの関わりを観察することで見つかるはずですよと。

Posted byブクログ