私語辞典 の商品レビュー
日常の何気ない出来事…
日常の何気ない出来事、当たり前のように使っている言葉、物事が、柳美里独特のクールな視点、文体で「定義」され、語られています。自分の中にも新しい視線が生まれるかもしれません。
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「あ」から「わ」まで…
「あ」から「わ」まで50音順にそれぞれ言葉を用意し、著者独特のスパイスと独自の解釈をくわえ辞典に模したエッセイ集。興味深かったです。
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五十音順に、柳氏セレ…
五十音順に、柳氏セレクトの様々な言葉がちょっと皮肉な形で著者なりの言葉で説明されていく。
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柳美里が好きなのでと…
柳美里が好きなのでとてもおもしろかった。ただ、1つ1つのエッセイをもう少し長く読みたかったなとは思った。この人の感性が好きなら、こういうの読みたかった!と思うはず。
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個人的には、「の」に…
個人的には、「の」に納得、「は」に気をつけなきゃ、「ふ」にふむふむ、「む」になるほどそうだよなぁって思いました。50音全部あります。
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僕は「結婚」のところ…
僕は「結婚」のところが好きで暗唱できます!!
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柳美里の国語辞典、1999.10発行。例えば: ①素っ裸:裸体を他者に観せた数は造形美と異性が感じる魅力に正比例し易いが、教養には反比例する ②乳房:巨乳を好む男はマザコンで、小さな乳房を好む男は、性そのものにコンプレックスを持っている ③二人:二人の関係なら恋愛、三人でなら不倫、大勢で愛しあえば宗教になる。 名前を二つ持っている人は、作家、タレント、詐欺師、宗教家など。そして在日韓国人。柳美里。後ろめたい通名はやなぎみり、面倒くさい本名はゆうみり。「私語辞典」、エッセイ集、1999.10発行、再読。①老化がない家を兎小屋、有る家を邸宅と呼ぶ。廊下で様々な出逢いがある建物を学校という。②最近多いのは耳障りな話と男の耳飾り。少ないのは耳の痛い忠告と耳を澄まして聞く耳寄りな話。③離婚の安易さで、結婚が人生の墓場という箴言は使われなくなった。私は、離婚は安易でも、結婚が安易でなくなったような気がします。
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全てを曝け出すとはまさにこのこと。 自分だけじゃなく周りの人間のことも構わずとことん書かれたエッセイ。 脱帽って言葉がぴったりな一冊です。 びっくりしたのは「皇太子」というページ。 なかなか書ける人いないと思う。 と言うかたぶん彼女だけでしょうねこんなこと書けるの。
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