モルディブ の商品レビュー
モルディブでのできごとがエッセイとして書かれていますが、前書きに書かれているモルディブでの恋についてはほとんど描かれていません。そういう意味ではちょっと拍子抜けかも。でも単なる観光だけでなく文化や歴史まで言及しているという点では、観光エッセイよりも良かったと思います。 それ...
モルディブでのできごとがエッセイとして書かれていますが、前書きに書かれているモルディブでの恋についてはほとんど描かれていません。そういう意味ではちょっと拍子抜けかも。でも単なる観光だけでなく文化や歴史まで言及しているという点では、観光エッセイよりも良かったと思います。 それだけならば★3つなのですが、最後の章「モルディブは沈みたくない」では、地球温暖化に伴う海面上昇でモルディブが近い将来消えゆく運命にあること(なんとモルディブの最高標高は1.8mだそうです)、サンゴの白化現象など非常にまじめに書かれています(エッセイの域を出ています)。これがそれまでの章とはガラッと変わっているだけに、心に重くのしかかってくるものがあり、★4つとしました。 私たちの日常生活が地球温暖化の要因になっているのは心痛むものがありますが、現在世界一のCO2大量排出国はこうこうことをいったいどう思っているんだろう。
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タイトルどおり。モルディブを訪れ、その魅力にはまった作家さんのエッセイ。 「モルディブは聞きしに優る楽園」と思うのは、よくわかる。 著者がモルディブで出会った恋については、なんだかもやっとした書き方。もうちょっと覗いてみたいような、このくらいが「気分」なのか。
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