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鱗光の剣 の商品レビュー

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2011/05/26
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時代小説。推理要素あり。江戸。田沼意次政権時。  場所は深川。主人公たちは始末屋。大きな店のもめ事を後腐れなく始末するのが仕事。  殺しはなるだけしないのがモットー。  仲間の始末屋が女に殺されたことから、彼らは自分たちがねらわれていることを知る。  この手の作品は料理を美味しそうに書かなきゃいけないという約束があるんでしょうか。  田楽の、お茶漬けの、なんて美味しそうなこと。池波作品も食い物描写が細かいですけれど、これもなかなかでした。主人公の宗二郎がこれまたよく食事をしている。それも、贅沢な品ではなく、昨日のご飯をお茶漬けにしたものや、懇意の女性から煮付けをもらったり。  とにかくよく食う。たわいないものなのに、おいしそう。  食べるってとっても大事です(笑)

Posted byブクログ