五番目のサリー(下) の商品レビュー
サリーにとってのハッ…
サリーにとってのハッピーエンドと読者にとってのハッピーエンドは少しばかり違うかもしれない。途中までハラハラして最後迄ハラハラして、ページが終わっても続くであろう物語りに暫く呆然。
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「ビリー・ミリガン」の24人を代表的な5人に 絞った感が否めない。 上巻では '次どうなるのだろう?' と興味深かったが 下巻になると早々に結末が予想できてしまう。 少し期待外れ。
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一人一人の人格が本人に統合されていく過程が下巻であり、最終的に一人の人間である五番目のサリーが誕生する。 人は誰でも防衛本能を持っている。危険に遭遇した時、どのような方法で防衛するのか。彼女の場合は別人格を作り、自分は記憶喪失になり、創造した人格に全てを委ねるという方法だった。サ...
一人一人の人格が本人に統合されていく過程が下巻であり、最終的に一人の人間である五番目のサリーが誕生する。 人は誰でも防衛本能を持っている。危険に遭遇した時、どのような方法で防衛するのか。彼女の場合は別人格を作り、自分は記憶喪失になり、創造した人格に全てを委ねるという方法だった。サリーは、最後に残った凶暴な人格のジンクスに対して謝罪をする。ジンクスには辛い体験だけを担当させてしまっていたからだ。そしてすべての人格が融合し、彼女は怒りや苦しみも含めて内在する完全な個人となる。
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5つの人格を持つサリー。 カウンセリングをしていき、順調に人格を一つにまとめていくのですが 一番最後に残った、人格がこれまた手強い。 カウンセラーと患者との付き合い方も難しそうだー。 無関心でもダメ、親しくなりすぎるのもダメ。 患ってる本人も辛いだろうが、周りの人や主治医も大変...
5つの人格を持つサリー。 カウンセリングをしていき、順調に人格を一つにまとめていくのですが 一番最後に残った、人格がこれまた手強い。 カウンセラーと患者との付き合い方も難しそうだー。 無関心でもダメ、親しくなりすぎるのもダメ。 患ってる本人も辛いだろうが、周りの人や主治医も大変なんだろうな。
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各人格が全部融合できてよかった。 ところで、精神分裂病の人は、基本的に幼少期に性的虐待を受けている人が多いのだろうか?病気発症の理由って、ヒトそれぞれだと思うけど、きっかけってどういう理由が多いのだろう?
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自分に耐えられない事件に出くわすと無意識のうちに四つの人格のいずれかにスイッチしてしまうサリーは、ある事件をきっかけに精神科医ロジャーの治療を受けることになるが…。 五重人格のサリーの心の軌跡を鮮やかに描く感動作の下巻。
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たくさんの誰かを、一人ずつ、自分の中に溶け込ませていく。どんどんステキな女性になっていくサリー。でも、ステキなだけじゃなく、いやな部分だって、自分の一部だよね。誰しもがもっているよね。
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