遁げろ家康(上) の商品レビュー
小心者の德川家康は、いかにして天下人になったのか? 「狸おやじ」と言われた家康の人物像を浮き彫りにして、権謀術数の戦国の世を「遁げろ」と令して、一目散に遁げまくり、天下人となった家康の一代記。 今川義元討死の報に接した家康 「負けた時には、まっしぐらに遁げた。遁げ足の速さは抜群だ...
小心者の德川家康は、いかにして天下人になったのか? 「狸おやじ」と言われた家康の人物像を浮き彫りにして、権謀術数の戦国の世を「遁げろ」と令して、一目散に遁げまくり、天下人となった家康の一代記。 今川義元討死の報に接した家康 「負けた時には、まっしぐらに遁げた。遁げ足の速さは抜群だった」(桶狭間の戦い)、 武田信玄の猛烈な追撃に「喚き遁げる家康は恐怖のあまり発狂状態となり、馬上で糞尿を垂れ流した」(三方ヶ原の戦)、 家康の正室・築山殿と嫡男・信康の殺害を命じた怖い織田信長(築山殿事件)など、読み処満載。
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辛抱強く用心深い、律儀な信長の同盟者。これが従来の家康の前半生のイメージ。それを覆し、この本では本来の臆病な小心さを家臣に見透かされ、家臣の欲に振り回される凡庸な大名として新しい家康像を描いてます。
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律儀で豪胆な英雄・徳川家康も、実は臆病で失敗だらけの男だった! いつもいつも「なんでこうなるのだ」の連続で、全く望んでなどいないのに、気がつけば歴史の真っ只中に・・・。 三河武士たちの、行過ぎた無骨さと士気の高さにそのままずるずると引きずられてしまう家康は、時としてシュールでユー...
律儀で豪胆な英雄・徳川家康も、実は臆病で失敗だらけの男だった! いつもいつも「なんでこうなるのだ」の連続で、全く望んでなどいないのに、気がつけば歴史の真っ只中に・・・。 三河武士たちの、行過ぎた無骨さと士気の高さにそのままずるずると引きずられてしまう家康は、時としてシュールでユーモラス。
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