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名人は危うきに遊ぶ の商品レビュー

4.4

16件のお客様レビュー

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2011/09/16

 白洲正子さんの文章は凄くカッコイイ。憧れだ。この本は幾つもの短いエッセイがおさめられている。短いエッセイは凄く読み易かった。 もう一度じっくり読み返したい一冊だ。

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2011/03/20

ヒッキーおすすめ。 芸術、美、人生、社会、日本の伝統文化、などなどについて学ぶことがいっぱいつまったエッセイ集だよ。

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2009/11/02

「西行」は挫折したんですがこれは読み切れました。「白洲正子自伝」「お能・老木の花」に続き三冊目の白州正子著作。どれも面白いですよ(「西行」は自身の知識の無さ故の挫折だと思う)。 お能などの伝統や文化や芸事を継承する達人達への幼い頃の教育の仕方を語りつつ、現代の子供達のような育て方...

「西行」は挫折したんですがこれは読み切れました。「白洲正子自伝」「お能・老木の花」に続き三冊目の白州正子著作。どれも面白いですよ(「西行」は自身の知識の無さ故の挫折だと思う)。 お能などの伝統や文化や芸事を継承する達人達への幼い頃の教育の仕方を語りつつ、現代の子供達のような育て方では真の個性は磨かれない、といったようなくだりがあって是非お子さんをお持ちの方には読んで頂きたい。 自由と野生は違う。人としての常識やある程度の知識の詰め込みをしてあげてからはじめてその子供自身が個性を育てていくもの。その通りだと思います。

Posted byブクログ

2009/10/07

題名にひかれて。 白洲さんらしい随筆集でした。 このかたの文章はどこかしら俗の気配を残していらっしゃる所が魅力のように思います。 高い精神のあり様を描かれても、なにかしらそこに「茶目っ気」のようなものが漂って。 それに大胆に実名でことを書かれるのも。 小林秀雄氏の煩悩。 なかなか...

題名にひかれて。 白洲さんらしい随筆集でした。 このかたの文章はどこかしら俗の気配を残していらっしゃる所が魅力のように思います。 高い精神のあり様を描かれても、なにかしらそこに「茶目っ気」のようなものが漂って。 それに大胆に実名でことを書かれるのも。 小林秀雄氏の煩悩。 なかなか他の人では書けませんでしょう。 気質の徳とでも言うのでしょうか。 なかなか読み応えのある本でした。

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2009/10/04

2007年8月22日 語り口:無駄がない。 内容の密度:高 所要時間:3時間 日本の伝統芸能のことをもっと知りたいと思った。個性偏重の時代を、先ず先人の型を習って少し工夫すべき、という風に指南してあり、救われた感じがした。

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2009/10/04

(本文より)。。。お相撲の花道も、現在では無意味な空間になっているけれども、昔は「花道」の名が示すとおり、東には葵、西には夕顔の花が飾られていたという。明治になると、菊と桜に変わったが、勝ち力士がそれをフッともいで、髷にさして意気揚々と引きあげて行く。まことに絵のような光景で、相...

(本文より)。。。お相撲の花道も、現在では無意味な空間になっているけれども、昔は「花道」の名が示すとおり、東には葵、西には夕顔の花が飾られていたという。明治になると、菊と桜に変わったが、勝ち力士がそれをフッともいで、髷にさして意気揚々と引きあげて行く。まことに絵のような光景で、相撲は能や歌舞伎より旧い芸能だから、そういう奥床しさを残していたのであろう。。。。

Posted byブクログ