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地球外生命 の商品レビュー

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2015/11/12

みんなは、E.T.という映画を見ただろうか。身長100cmくらいで、目玉が非常に大きく、灰色のしわしわの体をしていた。(確かそうだったと思う。)そんな生き物が宇宙のどこかからやってきた。地球の子どもと初めて出会ったとき、人差し指どうしを重ねるシーンは感動的だった。最後のシーンで自...

みんなは、E.T.という映画を見ただろうか。身長100cmくらいで、目玉が非常に大きく、灰色のしわしわの体をしていた。(確かそうだったと思う。)そんな生き物が宇宙のどこかからやってきた。地球の子どもと初めて出会ったとき、人差し指どうしを重ねるシーンは感動的だった。最後のシーンで自転車に乗った2人?は空高く舞い上がっていく。こんな地球外の生き物を実際に探している人たちがいます。でも、それは映画のE.T.とはずいぶん感じの違うものです。どうしても人間中心に考えるのでああいう形になってしまうのだけど、生き物は人間だけではないわけで、地球外に生き物がいたとして、それがどんな姿をしているのかは見当もつきません。そしてまた、生命の定義自体があいまいでもあります。火星にだって生命はいた(る)のではないかとも言われています。もちろんそれはほんの小さな微生物だけど。本書は、地球外生命をテーマにしながら、生命とはいったい何か、地球にはどのようにして生命が誕生したのか、どんな環境で生命が存在しうるのか、などが語られます。そしてその上で、この広い宇宙のどこかに地球と同じような生命に満ち足りた星があってもおかしくないと結論づけられます。ロマンがあると思いませんか。少し化学の専門的な話も出てきますが、 生命について考える際、一度読んでみることをおすすめします。著者は日本における地球外生命研究の第一人者です。

Posted byブクログ