惜別の賦 の商品レビュー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者の1986年「千尋の闇」、1989年「闇に浮かぶ絵」を経て本作(1997年)を読んだ。 結論から言えば、期待外れ。主人公は特別ドジでもバカでもないが、犯人の思うまま自ら窮地に陥るストーリーはフラストレーションがたまる。過去作品にあった先を早く読みたいというワクワク感は影を潜め、主人公が終始やられっぱなしの展開は気がめいる。登場人物が多過ぎる(28人)のもあるが、金に強欲な人物と無欲な人物、善良な人物と悪意のある人物などのキャラ配置も極端すぎる。ラストは一見ハッピーエンドだが、なぜその女と恋に落ちるのか私には理解不能でした。 ちなみに、本作は貫井徳郎氏の一押し本でした。
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