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黒猫フーディーニの生活と意見 の商品レビュー

4.6

8件のお客様レビュー

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2014/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猫の描写がきめ細かくてとにかく可愛い。 文章から脳内に想起される絵がひたすら愛らしくて癒されました。 猫飼い民には特にあるあるなんじゃないかと思う箇所も多数。 (人間から見たにはなるものの)猫の目線から見た世界はこうなんだろうなってリアリティがあるし、それだけ作者は猫に対して愛情に満ちたまなざしを持っている証でもあるように思えます。 野良出身ゆえの警戒心の強さが犬のサム(この犬が包容力を感じさせるいい奴なんだこれが)や飼い主との交流によってほぐされていくところはこの作品の醍醐味だとも思いました。

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2013/03/10

『スピンク~』と同じく、動物が書いた、という視点からの本。 野良猫だったところをアベックに拾われて、懐いてみたり、裏切られた!と思って頑なになったり。 当初、敵だ!食べられる!!と思い込んでいた犬と、のちに和解して互いに「ぼくのいぬ」「わたしのねこ」と言い合うらぶらぶっぷりにニヤ...

『スピンク~』と同じく、動物が書いた、という視点からの本。 野良猫だったところをアベックに拾われて、懐いてみたり、裏切られた!と思って頑なになったり。 当初、敵だ!食べられる!!と思い込んでいた犬と、のちに和解して互いに「ぼくのいぬ」「わたしのねこ」と言い合うらぶらぶっぷりにニヤニヤしてしまいます。

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2013/01/25

彼の名はフーディーニ。生まれは野良だが、人間に拾われ今は立派な家猫だ。家猫といえども様々な経験をしてきた。彼はその自分の人生の物語を愛するグレースに聞かせるために、この自伝を記すことを決意した。彼女の知らない外の世界のこと、今は亡き最愛の友人である犬のサムのこと、不思議な幽霊猫の...

彼の名はフーディーニ。生まれは野良だが、人間に拾われ今は立派な家猫だ。家猫といえども様々な経験をしてきた。彼はその自分の人生の物語を愛するグレースに聞かせるために、この自伝を記すことを決意した。彼女の知らない外の世界のこと、今は亡き最愛の友人である犬のサムのこと、不思議な幽霊猫のこと。猫や犬を飼ったことがある人間なら思わずニヤリとしてしまうエピソードも満載だ。読んだ後には幸せな気分に浸れること間違いなしの一冊に仕上がっている。寒い冬にも、心から暖まれるこの本をぜひ手にとってほしい。

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2013/01/18

猫の視点で書かれた猫の自伝。 擬人化されたシチュエーションの面白さは当然だが、飼い主との関係や犬との友情、新たに家に来た雌猫への想いなど、魅力的なエピソードが詰まっている。

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2012/06/24

挿画が素敵で読んだが話も良かった。 行ったり来たりの物語がとてもすんなり彼らを感じさせる。 犬のサムが大好き。

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2011/08/07

One Dog,Two Cats(サリー・スコットの真似w)の友情あり愛あり、ちょっとほろり、の物語。 飼い主の呼び方が「あったかさん」と「疫病」だが、私、猫になんて呼ばれてるのかしら…。 疫病は嫌だな(笑)

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2009/10/04

去年曾野綾子の『飼猫ボタ子の生活と意見』という本を読んでいたので、タイトル見て「!!!!」と。卵が先か、ニワトリが先かって感じで色々調べてみたらば“生活と意見”ってつく書籍って結構あるんだねー。しかも動物関係のが結構多くて驚きでした(『井上トロの生活と意見』が個人的にはツボだった...

去年曾野綾子の『飼猫ボタ子の生活と意見』という本を読んでいたので、タイトル見て「!!!!」と。卵が先か、ニワトリが先かって感じで色々調べてみたらば“生活と意見”ってつく書籍って結構あるんだねー。しかも動物関係のが結構多くて驚きでした(『井上トロの生活と意見』が個人的にはツボだった)。で、曾野さんのは正直しんどかったのですが、今作はかなりよかったなー。フーディーニの生い立ちや猫生観、共に暮らしてきた犬のサムとのあんな事こんな事や担当の人間(=飼い主)へ心を許していく様などを新参にゃんのグレースに話して聞かせているという感じなのですが、「ぷくくっ、こんな事思ってるんだー」って、ついついニヤニヤしてしまいました。いや、にゃんが本当にこんな事を思ってるかどうかは実際には分からないんですけどね、でもこんな感じだったら面白いなあって。フーディーニは担当の人間に“あったかさん”という名前をつけているのですが、あやめは私にどういう名前をつけてくれてるんだろう?私が思っているように“かーちゃん”とかなのかなあ……なんて、こういう本を読むとついつい、あやめが喋れたらいいのになあと性懲りもなく思ってしまう親バカです。私と同じようなにゃん好きの親バカさんにはおススメです。

Posted byブクログ

2009/10/04

動物の側にたって書かれた本は数あれど、これほどリアルに(といっても自分は人間なので本当の意味でリアルかは知らないが)描写されたものはないのではないか。それでいて泣ける美しい物語。

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