寄生虫博士の中国トイレ旅行記 の商品レビュー
トイレについてのお話…
トイレについてのお話がいっぱい。雑学に詳しくなります。ご飯前には読まないほうがいいでしょう。
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寄生虫って言葉聞いた…
寄生虫って言葉聞いただけでゾクって寒気がしません?外国のトイレって本当に文化の違いからか多種多様だと思いますが、私は日本のトイレでよかったってしみじみ思いました。
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寄生虫博士の中国トイレ旅行記。鈴木了司先生の著書。寄生虫博士、トイレ博士である鈴木了司先生によるとてもユニークで楽しい中国旅行記。中国のトイレの話からお食事の話まで幅広い内容をユーモアたっぷりに紹介されています。
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とにかくまずタイトルが気に入って思わず手に取ってしまったこの本。 寄生虫の専門家である筆者が、中国の住人に対する家族計画運動(住人が自分たち家族の生活の在り方や健康について自分たち自身で考えて行動するように促す運動)を進めていく中で、特に中国農村部の各家庭のトイレ事情を観察してま...
とにかくまずタイトルが気に入って思わず手に取ってしまったこの本。 寄生虫の専門家である筆者が、中国の住人に対する家族計画運動(住人が自分たち家族の生活の在り方や健康について自分たち自身で考えて行動するように促す運動)を進めていく中で、特に中国農村部の各家庭のトイレ事情を観察してまわった見聞録です。 なぜトイレを観察してまわるのかというと、排泄物の処理方法が悪いと寄生虫が発生する→寄生虫は人に感染して健康を害す→だから家庭のトイレ事情を観察すればその地域の住人の生活に対する意識や問題点がわかる、という理由からです。 中国の農村部の一部の公衆トイレは、ただ地面に長方形の長い穴だけが開いていて穴を跨ぐようにして用を足すスタイルのものが多く、個室ではないので当然ドアも間仕切りも無いので自分が用を足している前にも後ろにも他人がいて他人が用を足している姿をばっちり拝みながら用を足すスタイルなのだそうです。 日本人にとってこういったトイレのスタイルは衛生的にも心理的にも到底受け入れられないけれど、これは中国の昔からの文化であり風習であり、素っ裸でみんなで銭湯に入るのは日本以外の国では考えられず他の国の人から見たら異様な光景であるのと同様に、国にはそれぞれの文化や風習があるのだからそれを尊重しないと、筆者の活動(家族計画運動)についての提案も現地の人に受け入れられない、と書かれていたのが印象的でした。 寄生虫の恐ろしさと、中国のトイレ事情(いまはこの本刊行時よりも改善されていると思います)について知ることができ、何より日本って本当に恵まれてるよなぁと感じることができた本でした。
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トイレで、一冊の本ができるとは、驚きました。 寄生虫の専門家が、中国のトイレにたたずみながら、 いろんな国のトイレに思いをはせる話は、 何ともいえぬおもしろさがある。 人間は、排便しなくては生きていけないが、 その排便行為が、少数の時には、自然とともにあった。 しかし、いつの...
トイレで、一冊の本ができるとは、驚きました。 寄生虫の専門家が、中国のトイレにたたずみながら、 いろんな国のトイレに思いをはせる話は、 何ともいえぬおもしろさがある。 人間は、排便しなくては生きていけないが、 その排便行為が、少数の時には、自然とともにあった。 しかし、いつの間には、集落ができることによって、 排便をどうするのかが問われることになってくる。 農業をする中で、排便を有効に使うことが、 自然と発生してきている。 自分のしたものを、豚に食べさせて、豚の糞を農業に使う。 自然のサイクルがあった。 しかし、都市ができることによって、 排便は、どう処理するのかが問われ、 それが衛生上の問題に 深くかかわってくることになる。 少なくとも、人間は、排便しながら、 生きていくことは、間違いないはずなのだから・・ 糞が、衛生観念から、汚いものとされ、 忌み嫌われるものとなった。 それが、糞の歴史を変えていくことになる。
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