「事典」果物と野菜の文化誌 の商品レビュー

ジャン=リュックエニグ(著者),小林茂(訳者),尾河直哉(訳者)

2011/03/30

文学のエロさを、野菜と果物から語った一冊。
毎日口にするものだけに、一度イメージに入ってしまうと、なかなか消えてくれません。
それにしても、いやああるわあるわ、食とエロは一対です。隠喩・暗喩の宝庫です。直接言ったり。聞くに堪えないから禁じられたり。これを読むと、うっかりサラダなんか食べられなくなりますね。

文章ぎっしりなので、読み終えた感慨もひとしおです。