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きいちゃん の商品レビュー

4.5

12件のお客様レビュー

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2024/08/15

(2024/8/15読了) goya626さんの本棚で見つけて気になった本。 子供の頃の高熱で障害を持ち家族と離れ、支援学校の宿舎で暮らしている高校生の女の子。先生の目線で綴られている。 絵本に分類されているようだけど、これは短編小説。この少ない文章の中で、情景が浮かぶくらいに響...

(2024/8/15読了) goya626さんの本棚で見つけて気になった本。 子供の頃の高熱で障害を持ち家族と離れ、支援学校の宿舎で暮らしている高校生の女の子。先生の目線で綴られている。 絵本に分類されているようだけど、これは短編小説。この少ない文章の中で、情景が浮かぶくらいに響いてくる。著者は実際に養護学校の教師をしている。相手に伝えるということに長けているのかもしれない。 絵を担当しているのは多田順さん。黒電話や紙風船などの懐かしい絵が差し込まれている。版画みたいなのと色鉛筆で書いたような優しい色合いの絵。 この本にとても合っている。 どんな世代でも読める、強さと優しさを感じられる本。 あとがきの最後を読んで。これは実話なのだろうか?

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2024/07/11

きいちゃん、おかあさん、おねえさん、先生。それぞれの人の気持ちがよく分かる。おねえさんの心のわだかまりがとけて本当によかった。

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2024/03/16

身体の不自由なきいちゃんとその先生の話。きいちゃんが結婚するお姉さんのために浴衣を縫い、きいちゃんと先生は結婚式に出席する。そこで…。感動的なお話。しっとりと落ち着いた木版画の挿絵が素晴らしい。

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2023/10/28

町の本屋の店主さんに、「この本は絶版になってしまって非売品だけど、読み終わったら読んで良かったなあと思える本だから、時間あったら読んでみて」と手渡された、障害がある女の子の絵本。 シンプルな話だけど、泣けました。 図書館にならあるのかな?ぜひ皆様も読んでみてください。

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2023/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感動で涙がポロポロ(2000.9.8のHP日記より)。 【「BOOK」データベースより】 養護学校の教員をしている著者が、そこで出会った、大切な友だち。きいちゃんは、きいちゃんとして生まれ、きいちゃんとして生きてきました。そしてこれからも、きいちゃんとして生きていくのです。 【「MARC」データベースより】 小さい時に出した高熱がもとで手や足が動かなくなってしまったきいちゃんはいつも淋しそう。そんなきいちゃんがお姉さんの結婚式に出席することを嬉しそうに教えてくれました。ところが、お母さんに出席を拒まれてしまい…。 ※2000.9.8読書のすすめから到着  2000.9.16読了  売却済み

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2014/06/18

お姉さんのために先生と頑張って浴衣を繕ったきぃちゃん。今の自分にできることをする。それってハンディキャップがあろうがなかろうが大切なことだと思います。 きぃちゃんにお姉さんの結婚式には出ないようにと言ったお母さん。どうして言ったかは書かれてないですが、きっと言わないといけない事...

お姉さんのために先生と頑張って浴衣を繕ったきぃちゃん。今の自分にできることをする。それってハンディキャップがあろうがなかろうが大切なことだと思います。 きぃちゃんにお姉さんの結婚式には出ないようにと言ったお母さん。どうして言ったかは書かれてないですが、きっと言わないといけない事情があったのだと思います。きぃちゃんも辛い思いをしたけど、同じぐらいお母さんも辛かったんじゃなかと思います。

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2020/12/20

2017年度 6年生 2月 きいちゃんは小さいときに高熱が出たため手足が思うように動かなくなります。 いつも悲しげだったきいちゃんが「お姉さんの結婚式に出られる。」 と嬉しそうに訓練学校の先生に報告します。 でもお母さんはお姉さんが肩身の狭い思いをしてはいけないと、きいちゃんに式...

2017年度 6年生 2月 きいちゃんは小さいときに高熱が出たため手足が思うように動かなくなります。 いつも悲しげだったきいちゃんが「お姉さんの結婚式に出られる。」 と嬉しそうに訓練学校の先生に報告します。 でもお母さんはお姉さんが肩身の狭い思いをしてはいけないと、きいちゃんに式に出ないでほしいと言います。 きいちゃんは大きなショックを受けますが大好きなお姉さんのため不自由な手で苦労しながら綺麗な浴衣を縫い上げます。 その後お姉さんが「どうしてもきいちゃんと先生に式に出てほしい。」といいます。 先生は迷いながらもきいちゃんと式に出ますが、きいちゃんを見てヒソヒソ話す人がいます。 先生はきいちゃんを心配しますがお姉さんが二人を前に呼び、きいちゃんが高熱のため手足が不自由になったこと、不自由な手でこの浴衣を一生懸命縫ってくれたこと、そして『妹は私の誇りです。』と話します。 その後きいちゃんは自分の夢をみつけ夢を実現し力強く生きています。 初めての朗読でしたが子供たちも最後まで聞いてくれ目を潤ます子供たちもいました。 この先どんな困難にぶつかっても負けないで強く生きていって欲しいと思います。 2003年度  5年生  11月  11分

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2009/10/04

小さい時に出した高熱がもとで手や足が動かなくなってしまったきいちゃんはいつも淋しそう。そんなきいちゃんがお姉さんの結婚式に出席することを嬉しそうに教えてくれました。ところが、お母さんに出席を拒まれてしまい…。 3分で読める大変薄い絵本。障害者を感動の材料に使うのが非常に嫌い(...

小さい時に出した高熱がもとで手や足が動かなくなってしまったきいちゃんはいつも淋しそう。そんなきいちゃんがお姉さんの結婚式に出席することを嬉しそうに教えてくれました。ところが、お母さんに出席を拒まれてしまい…。 3分で読める大変薄い絵本。障害者を感動の材料に使うのが非常に嫌い(それこそ一番の障害者差別!)なので、「きいちゃんは、きいちゃんとして生まれ、きいちゃんとして生きてきました。そしてこれからも、きいちゃんとして生きていくのです。」という最も有名な箇所では全く何も思わなかった。 それよりも「そこで出会った子どもたちは、わたしにとってかけがえのない友だちです。」というところが印象的だった。子どもだって一生懸命考えて生きている、だから尊重して接しよう。そこに障害の有無なんて関係ない。それこそが本当に大切なメッセージだと受け取りました。

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2009/10/04

障害をもったきいちゃんに、母親が「お姉さんの結婚式に出ないで欲しい」と言った場面。それを言った母親はどんな気持ちで言ったのかしら。お姉さんの事を考えて?それとも自分が恥ずかしいから?それともきいちゃんが辛い思いをするだろうからと思って?いずれにせよ、「出ないで欲しい」と言われたき...

障害をもったきいちゃんに、母親が「お姉さんの結婚式に出ないで欲しい」と言った場面。それを言った母親はどんな気持ちで言ったのかしら。お姉さんの事を考えて?それとも自分が恥ずかしいから?それともきいちゃんが辛い思いをするだろうからと思って?いずれにせよ、「出ないで欲しい」と言われたきいちゃんが一番辛かったろうと思うと、涙が出ます。

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2009/10/04

 障害のある子を差別する人 がいるけど、それはその人の 心に障害があるんだと思う。 きいちゃんは不自由な手でも 懸命に浴衣を作りあげた。 健常者だって浴衣を作りあげる ことは難しいのに・・・差別の ない世の中にしていかなくては いけない。山元先生の暖かさにはいつも感動しています。

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