現代の流通・商業 の商品レビュー

羽田昇史(著者)

2011/01/17

タイトルの通り、現代の流通・商業について、
概念・理論・歴史等網羅的に記述されている本。

小売・卸の果たす役割について、
消費者・メーカーとの関係性から様々な切り口で書かれている。
特に法律との関連については随所で行われており、
その時代背景や、成立・改正の意義も分かるため大変理解しやすい。

一方で、初版が1995年、本書第3版が1999年と、
既にかなり長い年月が過ぎており、現代にそぐわない箇所も多い。
特にデータについては、読む読者自身で更新する必要があろう。

参考文献も多く記載されており、
流通全般について学んだり、論文を考えている方にお勧めできる。