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死の記憶 の商品レビュー

3.8

20件のお客様レビュー

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35年前、父が家族を…

35年前、父が家族を射殺して失踪した。主人公が記憶を呼び起こす度に衝撃が襲う。著者は長編しか発表していないようだが、ぜひ短編を書いてほしいと思った。

文庫OFF

追憶とフラッシュバッ…

追憶とフラッシュバックしながらクック得意の技ですが、毎作よく飽きさせないなと感心します。それに、毎回こわーーい!ゾクッとする場面あります。いかにも凄惨なところではなく、ジワジワとだったり、えっ!ってなところで怖がらせてくれます。もー、やだ~ァって思いながら最後の方になると、読み終...

追憶とフラッシュバックしながらクック得意の技ですが、毎作よく飽きさせないなと感心します。それに、毎回こわーーい!ゾクッとする場面あります。いかにも凄惨なところではなく、ジワジワとだったり、えっ!ってなところで怖がらせてくれます。もー、やだ~ァって思いながら最後の方になると、読み終えるのがもったいないような作品です。クック作品好きな女性には、J・フォールディングの作品もお勧めですよ。

文庫OFF

35年前。9歳のステ…

35年前。9歳のスティーヴは母と兄姉を射殺されます。犯人は父親で、事件後失踪。失っていた記憶や隠されていた秘密、家族崩壊に何があったのか??最後まで飽きることなく読めました。

文庫OFF

ウマイ!と思わせるス…

ウマイ!と思わせるストーリー展開にただひたすらページをめくりました。幼少時代の悲劇を掘り起こすうちに新たな真相、真実が発見される。その時の主人公スティーブは・・・。終わり方もグッドでした。

文庫OFF

隠されていた記憶が物…

隠されていた記憶が物語る、幸せな家族が崩壊した真相の恐ろしさ。クックしか書きえない、追憶が招く悲劇。

文庫OFF

探し当てた父に真相を…

探し当てた父に真相を聞き出す息子。自分の家族を失った挙句の果ての事実を知った時の彼の気持ちは・・・ 殺人事件がたんたんと語られ暴かれて行く怖さが面白いです。

文庫OFF

2022/10/22

これは!大好きなやつだ。勝手に言ってしまえばこのミステリーがすごい、1999年ノミネート間違いなし。2002年からか、、残念。 なんか地味かなーと思いつつも飽きさせないし、展開がうまいんか、最後までハラハラドキドキなんである。最後もどうしようもないっていうか、オッサンたちのおかげ...

これは!大好きなやつだ。勝手に言ってしまえばこのミステリーがすごい、1999年ノミネート間違いなし。2002年からか、、残念。 なんか地味かなーと思いつつも飽きさせないし、展開がうまいんか、最後までハラハラドキドキなんである。最後もどうしようもないっていうか、オッサンたちのおかげで皆さん大変だったのに何この爽やかさは、って感じでステキ。 振り返って、出てくる登場人物がイチイチちょっと異常で、特にジェイミーに至っては人生まさにろくなことがなかったって感じで悲惨だ。 というわけで男どもはどうしようもないから良いけど、ここで美人のインテリが知ったような口をきいて解説しててムカつくよね、っていうのが作者の言いたいことなんだろう、きっと。まぁロマンチストってのは当たってるけどね。

Posted byブクログ

2022/07/24

「家族を殺した男たち」の事例の一つとして作家がインタビューに訪れる。忘れていた子供の頃の記憶、父が母・兄・姉を殺害・逃亡。失われた愛情、妻子と暮らす中年男性、妻への嘘、自分も同じなのか? おぼろげだった記憶に調査結果や第三者の話が加わって、だんだんと明確になっていき、過去に現在...

「家族を殺した男たち」の事例の一つとして作家がインタビューに訪れる。忘れていた子供の頃の記憶、父が母・兄・姉を殺害・逃亡。失われた愛情、妻子と暮らす中年男性、妻への嘘、自分も同じなのか? おぼろげだった記憶に調査結果や第三者の話が加わって、だんだんと明確になっていき、過去に現在の状況が重なり、悲劇も重なる。別の結末も匂わせながら、ミステリーの謎解きで終わる。うまいです。

Posted byブクログ

2021/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の記憶ってこんなに覚えてるものなのかな。父親が何故家族を殺したか、いろんな可能性とか父親の性格を調べたけど結局そうじゃなかった。 ローラの事は全く疑わなかったね。 考えれば考えるほど怖いよ

Posted byブクログ

2020/09/27

主人公のスティーヴは幼いころに父親が一家全員を射殺するという事件を経験している。 その彼が成長し設計事務所に勤めるようになり、妻と長男という家庭を持つ。 平凡な日常を送っていたある日、父親が家族を殺すケースの事件を取材するためレベッカというライターが訪ねて来る。 レベッカとの過去...

主人公のスティーヴは幼いころに父親が一家全員を射殺するという事件を経験している。 その彼が成長し設計事務所に勤めるようになり、妻と長男という家庭を持つ。 平凡な日常を送っていたある日、父親が家族を殺すケースの事件を取材するためレベッカというライターが訪ねて来る。 レベッカとの過去をたどるインタビューで色々な事を思い出し彼の心にも変化が現れだす。 レベッカとのインタビューのことを妻に内緒にしていたため、妻に浮気を疑われ妻は長男を連れて家を出ることになるのだが、途中 車で事故を起こし二人とも死亡してしまう。 ショックから仕事も辞め、家も売り、逃亡している父親を探す旅が始まる。 父親に再び会え真実を知ることになる。 読み進めていくうちに、これはミステリー?という疑問が頭をよぎった。 インタビューを通じて事件の寸前の家族の行動や父親の心理を考えたり思い出したりし、なぜ父親が家族を射殺したのかをほかの事件とともに解明していくだけの物語のように思えた。 もう終わってしまった事件であるが、父親は未だ逮捕されていないのだが、それはこの物語に対してあまり意味を成さない感じで描かれている。 父親に再び会えた主人公が真実を知らされた瞬間、どんでん返し的真実を知る。

Posted byブクログ