王書 の商品レビュー
善アフラマズダ、悪アーリマン。▼人間の王イマ(ジャムシード)。ヘビの怪物アジ・ダハーカ(ザッハーク)。『アヴェスター』6世紀成立 ✳︎古代イラン語 ✳︎ホスロー1。 *マニ教。清らかな魂を作ったのがアフラマズダ。糞尿を出す醜い肉体を作ったのがアーリマン。Manichean(マニキ...
善アフラマズダ、悪アーリマン。▼人間の王イマ(ジャムシード)。ヘビの怪物アジ・ダハーカ(ザッハーク)。『アヴェスター』6世紀成立 ✳︎古代イラン語 ✳︎ホスロー1。 *マニ教。清らかな魂を作ったのがアフラマズダ。糞尿を出す醜い肉体を作ったのがアーリマン。Manichean(マニキーアン):なんでも二元論「白か黒か」で判断する人。 ジャムシード。偉大な王。栄光、尊厳。しかしある日、王曰く。すべては私の恩恵。お前たちは私のうちに創造主を認めよ。すると、神の恵みは王を離れた。争いが世に広がり、人心が離れる。神にはたとえ王でも謙虚につかえよ。創造主(アフラマズダ)をあがめない者はこの世に恐怖と騒乱をもたらす。▼ザッハーク。悪魔にそそのかされる。父である王を殺せばあなたが王に今すぐなれますよ。悪魔は落とし穴を掘ってザッハークの父を殺す。悪魔がザッハークにお願いごと。あなたの肩に口づけしてもいいですか。口づけゆるす。すると両肩から黒いヘビがはえてきた。切り落としてもまたはえてくる。『王書』1010 ✳︎建国神話。イランの神話。シャーの書。シャー・ナーメ。イスラム教国イランには、ムハンマド以前の歴史がある。 ✳︎フィルドゥシー。ガズナ朝マフムードにつかえる。
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ペルシア文学史を読んでいて気になっていた王の書。楽しく読んだ。ぜひペルシャ語で韻を踏んで聞いてみたい(聞いても分からないのだが)。
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イランの『古事記』的な作品の日本語訳。 この国は昔から、色々な人の集団が覇権を握るために戦いを繰り返していたことがよくわかる。 読みやすさを優先し、訳注が最小限だったのが、今回は良い方向にはたらいていたと思う。
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原書名:Le livre des Rois(Firdawsi) 著者:フィルドウスィー 訳:岡田恵美子
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(市△/県◎) http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%A1
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『カユーマルス王』 『フーシャング王』 『タフムーラス王』 『ジャムシード王』 『ザッハーク王』 『フェリドゥーン王』 『ナリーマン家のサーム』 『白髪のザール』 『英雄ロスタム』 『悲劇のソフラープ』 『王子スィヤーウシュ』 『王子イスファンディヤール』 『ロスタムの最期』
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インドのバラモンの神話と系統を同じくするイラン(ペルシア)の神話も徐々にその姿を変え、ゾロアスター教の時代には、アスラ族のヴァルナを主神として、光の神アフラ・マズダーと呼び、さらに後の11世紀には、よりロマンチックに変化した伝説として、王書(シャーナーメ)が書かれた。 そこでは閻...
インドのバラモンの神話と系統を同じくするイラン(ペルシア)の神話も徐々にその姿を変え、ゾロアスター教の時代には、アスラ族のヴァルナを主神として、光の神アフラ・マズダーと呼び、さらに後の11世紀には、よりロマンチックに変化した伝説として、王書(シャーナーメ)が書かれた。 そこでは閻魔(ヤマ)はジャムシードと呼ばれ、伝説の王となる。 邪悪な蛇王ザッハークの支配や、白髪の英雄ザール、霊鳥スィーモルグ、ザールの息子ロスタムと、ロスタムの息子ソフラーブとの、互いに父子と知らぬ決闘の行方。
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