東亰異聞 の商品レビュー
「十二国記」の作者小…
「十二国記」の作者小野不由美が送る文明開化に踊る架空都市でのミステリー。 彼女の世界観の構築のうまさは瞠目に値する。 音楽が流れるように美しい文章でつむぎだされる常と直の兄弟愛の描写はうっとりするほどだ。 数奇な運命を背負った兄弟の悲劇の結末は? 東亰がたどり着くその行方は?レト...
「十二国記」の作者小野不由美が送る文明開化に踊る架空都市でのミステリー。 彼女の世界観の構築のうまさは瞠目に値する。 音楽が流れるように美しい文章でつむぎだされる常と直の兄弟愛の描写はうっとりするほどだ。 数奇な運命を背負った兄弟の悲劇の結末は? 東亰がたどり着くその行方は?レトロな雰囲気たっぷりの情緒的な物語。
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かたい文章に慣れてい…
かたい文章に慣れていない人には読みにくい作品であるかも。私は後半、友情出演程度に登場した“輔”さんにノックアウトでした(笑)人の範疇ではないほどの美貌を持つ少年。そして少年離れした雰囲気が物語中、魑魅魍魎の類をより不気味なものとして浮き出させている気がします。
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まだ江戸時代の名残が…
まだ江戸時代の名残がある明治時代の東亰がこの物語の舞台です。その東亰を火炎魔人や人魂売りなどの魑魅魍魎が跋扈したりと、物語の中を漂うなんだか妖しげな雰囲気がとても素敵でした。もちろん雰囲気だけでなく、どこか美しい哀しさを持つストーリーも大好きです。
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闇の者どもが跋扈する…
闇の者どもが跋扈する帝都・東亰。新聞記者の平河は、友人の万造とともに近頃頻発している奇怪な事件を追っていく。そして、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たるのだが―。常さんと直さんの悲しい兄弟の物語でもあります。幻想的な雰囲気が漂う、伝奇ミステリー。
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終盤の展開に驚かされ…
終盤の展開に驚かされます。美しくも儚い物語です。間違いなくオススメできる逸品です。
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新聞記者が化け物を追…
新聞記者が化け物を追いかけるうち、あるお家騒動に首を突っ込んでしまう
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赤姫、読売り、般若の…
赤姫、読売り、般若の蕎麦売り。魂売り、辻斬り、黒子に文楽。明治の灯りの照らす中、光を縫うように魑魅魍魎が跋扈する。怪事件の推理と並行して奇怪な物の怪の動きが闇に彩りを添える不可思議な世界。
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東京のパラレルワール…
東京のパラレルワールドである東亰で繰り広げられる伝奇小説。火炎魔人や闇御前など妖しげな道具立てがたまらない。
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冒頭の数ページで敬遠…
冒頭の数ページで敬遠してしまう人もいるかもしれませんが、作者の新たな一面を見ることのできる秀作です。表現力の素晴らしさに打ちのめされました。
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明治の東京と舞台を同…
明治の東京と舞台を同じくしながらのパラレルワールド、そこには魑魅魍魎が跋扈しており、連続殺人事件が起こる。容疑者の鷹司家の兄弟が全員怪しく魅力的。独特な世界観と文体、人物の魅力にはまるミステリ。
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