四つの約束 の商品レビュー
底抜けに明るいアメリカ人の義従妹おすすめの本。わずか100ページほどの本の薄さからは考えられないほど濃い内容である。最初に下記4つの約束を見た時、守られて当然の内容だろうと思っていた。しかし読み進めるにつれ、自分がいかに正しい言葉を使わず、無意識のうちに自分を責めて罰し続けていた...
底抜けに明るいアメリカ人の義従妹おすすめの本。わずか100ページほどの本の薄さからは考えられないほど濃い内容である。最初に下記4つの約束を見た時、守られて当然の内容だろうと思っていた。しかし読み進めるにつれ、自分がいかに正しい言葉を使わず、無意識のうちに自分を責めて罰し続けていたかに気付かされた。そして当たり前だと思っていたこれらの行動は、自身が望めばいつでも止められるのだと知った。もちろん簡単にはいかないので生涯を通して思考の訓練を続ける必要があるし、そうするつもりだ。本書の中では所々宗教色が強かったり、雲行きが若干怪しくなる部分も出てくるが、すべてを迎合する必要はない。この薄さにしていくつもの新しい視点を与えてくれた良書。 4つの約束 1) 正しい言葉を使うこと 2) なにごとも個人的に受け取らないこと 3) 思い込みをしないこと 4) つねにベストを尽くすこと 以下、本書よりお気に入りの箇所を抜粋。 「人間の心は、豊かな土壌のようなもので、そこにいつも種が植え付けられている。種とは、意見、観念、概念などである。あなたは、土壌に種、すなわち思考を植え付ける。するとそれは、育ち始める。言葉は種であり、人間の心は、それはそれは豊かな土壌である。」 「すべての人間の心は、豊かな土壌であるが、恐怖という種にあった土壌を耕しておけば、恐怖を育ててしまう。大事なのは、愛という種にあった土壌を耕すことである。」 「言葉は人間が持つ魔術であるから、間違った言葉の使い方は黒魔術である。私たちは、自分たちの言葉が魔術であることを知らないまま、しょっちゅう黒魔術を使っているのである。」 「たとえば誰かが直接あなたを侮辱したような場合でも、それはあなたとは関係がない。彼らが何を言い、どんな考えを持とうと、何をしようと、それは彼ら自身が自分の心の中で結んだ合意によるのである。彼らの視点というのは、飼い慣らしの期間に受けたプログラミングに基づいているのである。」 「あなたは『あなたの言うことは私を傷つける』と言うかもしれない。しかし実際は、私の言うことが、あなたを傷つけているのではない。それはあなたが私が言ったことによって触れられるような傷を持っているからなのである。あなたは自分で自分を傷つけているのだ。」 「あなたが私に怒る時、それはあなた個人の問題だと私にはわかるのである。私は、あなたにとって起こるための言い訳にすぎない。あなたが怒るのは、恐れているからである、あなたは、恐怖を相手にしているのである。」 「人が何をし、考え、言ったとしても、自分のこととして受け取ってはいけない。たとえば『あなたは素晴らしい』と言ったとしても、それはあなたのせいで言うのではない。あなたは、自分が素晴らしいことを知っている。あなたのことを素晴らしいと言う他の人の言葉を信じる必要はない。どんなことも自分のこととして受け取らない。たとえ誰かが銃をあなたの頭につきつけたとしても、それはあなたとなんの関係もない。そんな極端な場合でも、そうなのである。」 「もし何か理解できないなら、思い込みをする代わりに、できる限りはっきりさせるために質問をしたほうが良い。あなたが思い込みをするのをやめた日から、あなたははっきりと明確にコミュニケートでき、感情的な毒から自由になることができる。」 「明るい人生とは、外面的な世界が、いつも楽しいことやうまくいっていることで満たされていることを言うのではない。外界で何が起きようと(たとえ死の谷を歩もうとも)、いつも内面が光り輝いていることを言う。なぜなら、それが、あなたの『ありのままの姿』だからだ。(訳者あとがき)」
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古代メキシコ「トルテック」の教え。シンプルに書いてあるので1日で読み終わるが、本書だけだと理解に苦しむかもしれない。 内容的には「現実は幻想」系の本だと思うが、最近ではもっとわかりやすく書かれた本があるので、あえてこの本にこだわることもないかと思う。読んで損はない。
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古代メキシコの覚醒者による四つの教え。「正しい言葉を使うこと」「何事も個人的に受け取らないこと」「思い込みをしないこと」「常にベストを尽くすこと」。これらを踏まえた上で、古い合意(固定観念)を破り、新しい夢を見ること。表現は異なるが、道徳の教えに近い。古今東西、本質的なことは一緒...
古代メキシコの覚醒者による四つの教え。「正しい言葉を使うこと」「何事も個人的に受け取らないこと」「思い込みをしないこと」「常にベストを尽くすこと」。これらを踏まえた上で、古い合意(固定観念)を破り、新しい夢を見ること。表現は異なるが、道徳の教えに近い。古今東西、本質的なことは一緒なんだと実感。
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幸せになるために大事なことを4つに絞って簡潔に書いてある本。どの本を読んでもエッセンスは同じ。それなのにみんなできていないこと。どの本の切り口で、どんな伝え方なのかという好みが分かれるんだろうなと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全てを理解するのはかなり難解だが、奥深く本質を表現した本という感想。 何度も読んで深めていくタイプの本だと思う。 メモ ・自分に対する思い込み、合意、呪縛の存在。 ・喜びと充足に満ちた人生を望むなら自分だけの個人的な力を要求するような、恐怖を基礎にする合意を打ち破らなければならない。 自分に対する合意は打ち破っていく必要がある ☆正しい言葉を使うこと 愛を分かち合うとき使うこと 白い魔術を自分に対して使い始めること どのくらい素晴らしい人間であるか自分に言う 自分を苦しめる小さな合意から自分を解き放つ ・何事も個人的に受け取らないこと 全てを個人的に自分のこととして受け取らない。感じるのはあなた。私の問題ではない。 あなたは自分が素晴らしいことを知っているのだから、他の人の言う言葉を信じる必要はない。 全てを自分のこととして受け取らないことで悲しさ寂しさも消えていく。黒魔術師から自由になることにつながる。自分だけを信じていればよい。自分だけに責任がある。 ・思い込みをしないこと 思い込みから自由にするためには質問をすること。質問をする勇気を持つこと。繰り返し実行することで意志の強さが生まれ、心の種を育て、新しい習慣の育つしっかりした基礎を打ち立てられる。 ・常にベストを尽くすこと ベストを尽くすことで、前の三つの約束がうまく働いていく。 ありのままのあなたである自分を尊敬する。 いつもベストを尽くすと変容に熟練するように。
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四つの約束とは、 ・正しい言葉を使う ・何事も個人的に受け取らない ・想定しない ・常にベストを尽くす である。 自分が実践する上に当たって上記の概念が使いにくかったので、自分なりにカスタマイズした。 ・自分の使う言葉に注意を払う ・他人の目を気にしない ・何事にも期待しない ・...
四つの約束とは、 ・正しい言葉を使う ・何事も個人的に受け取らない ・想定しない ・常にベストを尽くす である。 自分が実践する上に当たって上記の概念が使いにくかったので、自分なりにカスタマイズした。 ・自分の使う言葉に注意を払う ・他人の目を気にしない ・何事にも期待しない ・常に全力を尽くす
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すごいスピリチュアルな視点から、人生をより良く生きる(幸福度高く生きる)には他人軸ではなく自分軸で生きることが重要みたいな感じの話だった。 人がすごいスピリチュアルな視点から、人生をより良く生きる(幸福度高く生きる)には他人軸ではなく自分軸で生きることが重要みたいな感じの話だった...
すごいスピリチュアルな視点から、人生をより良く生きる(幸福度高く生きる)には他人軸ではなく自分軸で生きることが重要みたいな感じの話だった。 人がすごいスピリチュアルな視点から、人生をより良く生きる(幸福度高く生きる)には他人軸ではなく自分軸で生きることが重要みたいな感じの話だった。 人が選択や行動をする時、論理的に見えても実はすべて自分の本当に望んでいることを直感的・感情的に決めていて。自分自身でその決断を正当化するために、論理的に考えをまとめたりしてるよなーと思って。その論理がデータに基づいたものでも、とてもスピリチュアルでも、良い方向に向かうことができればいいんじゃないかと思ってきた
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思ったより世俗感があった(フォレストガンプとか)。 以下引用。 本当の正義とは、一度の過ちに対して、一度だけその償いをすることである。不正義とは、これに反して一度の過ちに何度も何度も償いをすることである。p9 あなたが、なんでも自分のこととして受け取るのは、あなたが言われたこ...
思ったより世俗感があった(フォレストガンプとか)。 以下引用。 本当の正義とは、一度の過ちに対して、一度だけその償いをすることである。不正義とは、これに反して一度の過ちに何度も何度も償いをすることである。p9 あなたが、なんでも自分のこととして受け取るのは、あなたが言われたことになんでも合意するからである。合意した瞬間、毒はあなたに回る。そして、あなたは地獄の夢に捉えられる。あなたが捉えられたのは、自分のことを重要だと考えているからである。…その場合、前提となっているのは、全てのことは自分に関することだ、という思いこみだからである。pp39-40 あなたは、こうも言うかもしれない。「ミゲル、あなたの言うことは、私を傷つける。」しかし実際は、私の言うことが、あなたを傷つけているのではない。それは、あなたが私が言ったことによって触れられるような傷を持ってるからなのである。あなたは、自分で自分を傷つけているのだ。p43 なにごとも自分のこととして受け取らない癖をつけておくと、あなたは他の人が言ったり、したりすることを信用する必要がなくなってくることに気がつく。あなたは、責任ある選択をするためには、自分だけを信じていればよいのである。p50 このことの良い例は、フォレスト・ガンプの話に表れている。彼は、別に大した考えを持っているわけではない。しかし彼は行動する。彼は幸福であるが、それは何をしようとベストを尽くしているからである。彼は、全く何の報償も期待せず、しかし大きな報賞を受け取る。行動するということは、生きることである。それは、外の世界に出かけていき、自分の夢を表現するというリスクを負うことである。p66 自分の体を尊重し、身体を楽しみ、愛し、身体を清潔にし癒さなければならない。自分の身体が楽しめるような運動をすることである。それはあなたの身体に対するプジャである。p70 これら四つの約束を尊重して生きる時、あなたはもはや地獄で生きることはなくなる、そこで生きることができなくなるのだ。もしあなたが、言葉を正しく使えば、なにごとも自分のこととして受け取ることがなければ、思い込みをしなければ、常にベストを尽くせば、あなたは素晴らしい人生を送ることができる。p71 子供は世界を探検している、子供は、遊ぶことを怖がらない…子供たちは、愛することを怖がらない。これこそ、正常な人間のあり方である。子供として、私たちは未来を怖がらず、過去を恥じたりしない。私たち普通人間の性質は、人生を楽しみ、遊び、探索し、幸福であり、愛することである。p76
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やはり不思議な感覚、入ってき方。作者が見えない、語りかけてるようで誰にも語りかけていないような、でも強烈に人生の本質を突いてる本。「生きる知恵」を聴いている感覚。 最初の約束「正しい言葉を使うこと」 第二の約束「なにごとも個人的に受け取らないこと」 第三の約束「思いこみをしない...
やはり不思議な感覚、入ってき方。作者が見えない、語りかけてるようで誰にも語りかけていないような、でも強烈に人生の本質を突いてる本。「生きる知恵」を聴いている感覚。 最初の約束「正しい言葉を使うこと」 第二の約束「なにごとも個人的に受け取らないこと」 第三の約束「思いこみをしないこと」 第四の約束「つねにベストを尽くすこと」 1つ目の約束「正しい(インペッカブル=罪がない)言葉を使うこと」では、言葉の魔力みたいな怖さも感じる。呪縛。そういえば陰陽師でも言ってたね…言葉は呪(しゅ)だもんね。 意識的に言葉を使う。言葉を、愛を分かち合うことに使う。まず自分から、自分に対して使い始める。どのくらい素晴らしい人間か、どのくらい自分を愛しているか、自分に言うことから始める。 2つ目の約束「個人的に受け取らない」がどういう意味か、最初に読んだ時わりと戸惑ったんやけど。「(傷つけようとする言葉はともかく)、よいことも受け取らないってどういうこと?」とかね。 オイラ的な理解(現時点)では、よいことも含めて、自分で決めるから、て感じなんよね。 自己肯定の話だと受け取った。 他者からの承認に頼らずに、自分で決める。よいことも含めて。 すべて自分の選択だなぁと感じる。 3つ目の約束「思いこみをしないこと」は、やりがちだなー、と思った。つい自分の思考に引き寄せがち。聞けばいい、どういう意味?と。答えが何であろうと、そこからまた生まれるものがある。 4つ目の約束「つねにベストを尽くすこと」、ここでは、1〜3つ目の約束が常に果たせなくても、トライし続けることが大切、と受け取った。 いつもいつも上手くやれない、そりゃそうだろうな、でもつねにその時のベストを尽くし続ける。そういうことなんだろな〜。そしてそれこそが「今ここ」に生きること、なのだと。 最初と最後はなかなか入ってこなかったり、多分まだ咀嚼しきれていない部分も多い。でも大切な指針を示してもらえた、そんな読了感。 すべては自分の選択。
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セルフイメージについては、他の本でも勉強していたため、特に真新しい視点や見解などはこの本から得られませんでした。 印象に残っている箇所としては、「自分の感じたものや行動にベストを尽くす」ということ。 行動にベストを尽くすのは分かるが、日々の些細なできごとに対する感じ方にも一つ...
セルフイメージについては、他の本でも勉強していたため、特に真新しい視点や見解などはこの本から得られませんでした。 印象に残っている箇所としては、「自分の感じたものや行動にベストを尽くす」ということ。 行動にベストを尽くすのは分かるが、日々の些細なできごとに対する感じ方にも一つ一つ誠意に取り組むというのは、日々の感情に敏感になるということであり、大切だと思えた。
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