ブランドの世紀 の商品レビュー
発行は1999年。 ということは、2022年2月の今と比較するともう23年も前の本。 にも関わらず、流行も関係ない普遍的な美しいクラフトマンシップがここにある。 Cartier、CHANEL、VUITTONにバカラ、ウェッジウッド、ファッションアイテムは勿論食器やガラス、時計ま...
発行は1999年。 ということは、2022年2月の今と比較するともう23年も前の本。 にも関わらず、流行も関係ない普遍的な美しいクラフトマンシップがここにある。 Cartier、CHANEL、VUITTONにバカラ、ウェッジウッド、ファッションアイテムは勿論食器やガラス、時計まで。 ここに紹介されているブランドたちは、もう数百年もの間脈々と伝統を守りながらも、いつまで経っても輝きを放ち、手にとるものを魅了し、またいつかは手に取ることをと、人を夢見させる。 その「いつかは」を個人的にも夢見る私にとって、なにより衝撃的で少し悲しい事が、価格の上がり幅。 たとえばCHANELのキルティングバッグは当時の価格で25万円とあるが、確か現行品は60万円程度! この23年間でむしろ日本人の平均給与は下がっていることを思うと、また、この疫病騒動で海外へ行くことはもう人生でないのかも、なんて思うと、今は昔のような、なんだか遠いどこかの話に思えて仕方ない。
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