週末婚 の商品レビュー

内館牧子(著者)

2018/10/27

テンポよく、読みやすい本でした。

『週末婚』は理想のように思えるけど、私はそれじゃ寂しいかなぁと。
かといって、最後の夫の判断、それはないよ。。。。

ドロドロした裏の感情、相手にそれをぶつけてしまうこと、こんな風に描くのは内館牧子だなぁと。でも、そこまでエゲツなくないけど、そういう感情は持つかもしれないよなぁと。

2013/08/06

何でもできる優等生で美人の姉、陽子に、コンプレックスを持つ月子。姉の横暴で恋人との結婚を諦めた月子は、恋人と別れた後に仕事が順調になり、会社の上司である航一とも交際を始めて、結婚を考えるようになった。陽子の態度に結婚の倦怠を感じた月子は、週末だけ一緒に過ごす「週末婚」を航一に提案する。
話の作り方が上手い。でも内容はたいしたことがない。サラッと読めるので、それなりに面白い。

2012/11/28

TBSのドラマ『週末婚』の原作。
私はオンタイムで観たことないんだけど、さすがドラマになっただけあって、ぐんぐん読めた～。

さえない次女の月子が、長年の姉の積み重なった恨みを晴らすべく、週末だけ一緒に生活するという新しい結婚生活を送る。

一言で言っちゃえば、こうなんだけど、でも、奥が深いのよ～。
妹の物、誰かの物をすぐ占領して破壊したくなる美人の姉と、今まで姉の影に隠れて地味な妹のお話。
姉の計画妊娠で、月子の結婚が破綻され、今までの恨みを解消するかのように月子は逆襲する。
この確執がとってもSoap Operaの世界。

でも、結局、結婚というのは、愛し合った他人が何もかもさらけ出して愛を確認しあうものなのよね～。
週末婚で結婚生活を送ろうというのは、やっぱり所詮は「赤の他人」の生活。

やっぱりいろいろさらけ出し、認め合い、信頼しあって愛し合う。
たとえ、会話が子供の話とかペットの話だけになっても、末永く一緒にいたい。
何も話さなくても、そばにいるだけで一緒にいるだけでも落ち着く。それが夫婦なんだよね～。

2011/12/04

結婚は、いわば「閉じられたドア」。
安定した落ち着く空間ではあるが、息も詰まる。
「週末婚」は、相手の気配を遮断しない。
閉じられているけれど閉じられていない。
そういう「ガラスのドア」たりえるはずだった。

話し合いの末、夫婦で納得してできた結婚生活のかたちだったが、
時を経た夫と妻の結論は食い違って…。

あなたにとって結婚という「ドア」はどんな形をしているだろうか。

2009/10/04

姉・陽子と妹・月子、豹と結婚する予定。
姉が純（豹の兄）との子を妊娠して先に。
豹を引きずりながらも航一と結婚へ。
仕事が充実し変わっていく月子。
豹を思う月子、月子を思う豹のところは胸が痛んだ。
月子の叫びもしみる。
ドラマを見ていたので、
永作博美、松下由紀、仲村トオル、沢村一樹、川原亜矢子が浮かぶ。
ドラマとは内容は違ったけど、キュンとなること多々。
一気読み。
2008/8/13

2009/10/07

「週末だけの結婚生活」、なぜ今までこれに気付かなかったのだろう。週末だけの結婚生活を始めた月子と航一。ベストセラー「義務と演技」に続く、悩める全てのカップルに捧ぐ書き下ろし恋愛小説。