夕あかりの国 の商品レビュー
病気で歩けなくなった…
病気で歩けなくなった男の子が、不思議なおじさんに案内されて夕あかりの国へ行くお話。そこでは足が悪いことなんて関係なく、ちゃんと歩けるし、どんなことでも体験できるのです。心にむくむくと勇気が湧いてくるような素敵な絵本です。
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足が悪くてベッド暮らしの男の子が、不思議な男に誘われて訪れる夕あかりの国。自由にいろいろなことが楽しめる国。でも夕あかりなんだよね。なんか意味深な物語だ。絵も渋い色調のもの。
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タイトルから伝わってくる蜃気楼のようなゆらゆら揺れるもの哀しさ。と同時に寄り添う優しい温もりも感じられる“夕あかり”という独特な表現が素敵。 ヨーランという男の子がもう歩けないと知ったところから始まる現実は重いが、謎の紳士リリョンクバストさんに連れられて訪れる夕あかりの国で自由に動き回る姿は、その現実の悲しみから解き放たれた彼の枯れない精神そのもの。 低学年にはちょっと難しかったかな。少し長めのお話だったせいか8歳の息子は読み聞かせ途中で寝落ちし、翌日続きを読もうとしたらやんわり断られてしまったw
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アストリッド リンドグレーン (著), マリット テルンクヴィスト (イラスト), 石井 登志子 (翻訳)
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大人になった今読み返すと、子どもの頃とは違う魅力を感じられる絵本。 大人の人に是非読んでもらいたい 絵もステキで大好きな一冊です。
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150919読了。 いつ本棚に入れたのかしら、新聞か、SNSのタイムラインで見ていいなと思って気にしていた作品。 作者のリンドグレーンは大好きな『長靴下のピッピ』でおなじみだけど、他の物語ははじめて読んだ。 足の悪い少年が夕あかりの時間に、案内人とともに日常の町や知らないところに...
150919読了。 いつ本棚に入れたのかしら、新聞か、SNSのタイムラインで見ていいなと思って気にしていた作品。 作者のリンドグレーンは大好きな『長靴下のピッピ』でおなじみだけど、他の物語ははじめて読んだ。 足の悪い少年が夕あかりの時間に、案内人とともに日常の町や知らないところに遊びにいく話だ。 ピッピでもそうだけど、リンドグレーンは子どもでは仕方なく解決できないものにかんして、創造力やふしぎな出来事で寛容に接している。 できっこないことが、わけなくかんたんにできるという素敵な時間が、夕明かりとともに毎日くるというのがとても素敵だ。 挿し絵も、柔らかい色使いとごつごつした線でうすぼんやりかつはっきりと、世界観を表していてとても良かった。
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足の不自由な男の子ヨーラン。昼間はずっとベッドの上だけど、夕方になるといつも「夕あかりの国」へいく。案内人はリリョンクバストさん。「そんなこと、へいきだよ。夕あかりの国では、なんでもないんだ。」リリョンクバストさんはいつもこういってくれる。空を飛び、電車を運転し、王さまと王妃に会...
足の不自由な男の子ヨーラン。昼間はずっとベッドの上だけど、夕方になるといつも「夕あかりの国」へいく。案内人はリリョンクバストさん。「そんなこと、へいきだよ。夕あかりの国では、なんでもないんだ。」リリョンクバストさんはいつもこういってくれる。空を飛び、電車を運転し、王さまと王妃に会い、昔の人と踊る…眠る前に読みたい、夢のような物語。ぼんやり柔らかい絵は夕あかりの色。リンドグレーンの描く世界観にぴったり。読んでもらうなら幼稚園年長さんから。
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足が動かず、ベッドで暮らす少年の物語。障害があるからこそ、別の世界を持てる、ということは実際にあると思う。多くの障害を持った人と付き合ってきての感想です。俗に健常者は障害を持つ人を特別視したり、出来ない人と見なしがちですが、障害をもつがゆえに、天は別の才能を授けているように私には...
足が動かず、ベッドで暮らす少年の物語。障害があるからこそ、別の世界を持てる、ということは実際にあると思う。多くの障害を持った人と付き合ってきての感想です。俗に健常者は障害を持つ人を特別視したり、出来ない人と見なしがちですが、障害をもつがゆえに、天は別の才能を授けているように私には思えてなりません。 リンドグレーンってこういう話しも書くんだ、と軽く驚いたが、「あらゆる」子どもに寄り添ってきた人ならば、当たり前かとも思う。 何より、素晴らしいのは、テルンクヴィストの挿絵。ため息が出るほどの美しさです。物語のイメージをこのように昇華させ、かたちに出来る画家はそうはいないでしょう。
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ある歩けなくなった男の子はいつもベッドに寝たきりでしたが、夕方になると不思議なおじさんがあらわれて「夕明かりの国」に連れて行ってくれます。文章は長いですが、絵が取ってもきれいです。
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歩けなくなった男の子を連れて、夕暮れの中、空を飛んでゆくやさしいお話。 夕あかりの空から見ると、スウェーデンの街も村もみんな優しい。ちょっと暗い色調が少し哀しい。愉快で元気なお話の多いリンドグレーンとしては異色の本。でも私は一番好きな本。
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