山頭火 漂泊の跡を歩く の商品レビュー
有名な句をいくつか知っていて、心惹かれる存在であった 山頭火。 十年以上前に買っていたこの本を何気なく手にとって、 その凄絶な人生に、その中から生まれる、ときとして 瓢然とした句に、心打たれた。 短く、いかようにもとれる、ときに、のどかにさえ 感じられる句にも、どれほどの哀しみや...
有名な句をいくつか知っていて、心惹かれる存在であった 山頭火。 十年以上前に買っていたこの本を何気なく手にとって、 その凄絶な人生に、その中から生まれる、ときとして 瓢然とした句に、心打たれた。 短く、いかようにもとれる、ときに、のどかにさえ 感じられる句にも、どれほどの哀しみや、希望が こめられていたことか・・・。 背景を知るということが、いかに深く識ることになるかを おそわった。 美しい写真も、より一層、山頭火の句を深く味わわせてくれる。
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