金子光晴 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金子氏の「人間の理想ほど、無慈悲で、僭上なものはない。これほどやすやすと、犠牲をもとめるものはないし、平気で人間を見ごろしにできるものもない。」「理想とは夢見るもので、教育や政治に手わたされた理想は、無私をおもてにかかげた人間のエゴでしかない。」には、考えさせられます。人間を国家に置き換えると、なるほどと思えてきます。理想は自分の胸の内に収めるもので、他人に押し付けるものではないのでしょう。さて、いまの為政者の言動はどうなのでしょうか。
Posted by
金子光晴の悲歌という詩が好き。 官能と背徳とが入り交じったような詩を書くひとです。 しかし、この本はエッセイです。 本当は詩集が欲しい。
Posted by
- 1