アウトローの世界史 の商品レビュー

南塚信吾(著者)

2024/09/10

義賊とはだれか
長い１６世紀―近代が生んだ義賊：
ロビン・フッド像の転換
世界システムと義賊
東欧の戦う農民たち
オスマン帝国の義賊
１８世紀―民衆の正義の時代：
運玉義留は義賊か
民衆のモラル
東欧の義賊たち
１９世紀：
近代への反抗
ハンガリーのベチャール
新世界の義賊たち
２０世紀―権力と義賊：
朝鮮の活貧党
中国の匪賊
ロシア革命と義賊マフノ
メキシコ革命とバンディドス
ブラジルのカンガセイロ王国
政治に屈指が義賊
現代に生きる義賊たち
義賊の世界史の試み：
時代とともにどう変わったか
義賊の歴史的意義とは

2015/07/09

ひょんなことから『ジェシー･ジェイムズ』を調べたくなったのだけど、すぐ読める資料がなくて、取りあえず手にとってみた。
アウトロー（義賊）のはじまりはロビン・フッドということに成るのだろう。日本ではねずみ小僧次郎吉が紹介されていた。
しかし、ジェシー･ジェイムズについてはさほど詳しく書かれていなかったが、法や社会秩序を破る『アウトロー』は悪人のはず筈なのにとは何故愛されるのか。どうして生まれるのかが考察されていて面白かった。