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今日の芸術 の商品レビュー

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133件のお客様レビュー

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2009/10/04

包み隠さずストレートに表現する文章に、最初からグイグイと引きつけられる。岡本太郎の言葉が生き生きと躍動し、強烈な熱いエネルギーがたぎっている。色で表せば、真紅そのものだ。人間の、生身のカラダから吹き出す鮮血の色だ。私は、岡本太郎の赤が好きだ。前衛芸術の啓蒙書とも言えるこの本を、芸...

包み隠さずストレートに表現する文章に、最初からグイグイと引きつけられる。岡本太郎の言葉が生き生きと躍動し、強烈な熱いエネルギーがたぎっている。色で表せば、真紅そのものだ。人間の、生身のカラダから吹き出す鮮血の色だ。私は、岡本太郎の赤が好きだ。前衛芸術の啓蒙書とも言えるこの本を、芸術に関心のない人にこそ読んでもらいたいと著者は言う。なぜなら、芸術は特権的なものではなく、人間の根源的な欲求であるからだ。また、芸術論のみにとどまらず、我々の土台はどうかと日本人の芸術観と照らして、日本文化についても言及している。岡本太郎の日本文化論は辛辣だが小気味よく、溜飲が下がる思いがする。自分の中で言葉にならなかったものが、スッキリと晴れて昇華されてゆく。包容力と爆発する自由感を、この人は惜しみなく与えてくれる。

Posted byブクログ

2009/10/04

これ途中まで読んでなくしちゃった。これまで常識的だったことが違う見方できちゃう本だと思われます。つーか、みんな意外と偏った所しか見てないもんだよね。頭にがーんときました。全部読みたいのにー。

Posted byブクログ

2009/10/04

芸術は爆発だ! わたしが最初に見た岡本太郎の作品は大阪万博の「太陽の塔」だった。それ以来、爆発する彼の作品を見続けてきたが、文章がこんなに素晴らしいとは思わなかった。

Posted byブクログ