哲学者の密室 長編本格推理(上) の商品レビュー
ナチスドイツにハルバ…
ナチスドイツにハルバッハ哲学とまたしても硬質、重厚です。その硬質さをナディアが柔らげてくれます。
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現代のユダヤ人邸と、…
現代のユダヤ人邸と、第二次世界大戦中のナチスのユダヤ人収容所で起きた、二つの三重密室の謎を追う。シリーズ中で哲学と一番結びついていたように思う。
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三重密室をメインにす…
三重密室をメインにすえながら、重厚な哲学談義をも小説に組み入れた、まさに著者の代表作です。
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三重密室殺人。事件を…
三重密室殺人。事件を捜査するうち30年前のユダヤ人収容所でも三重密室殺人が起こっていたことがわかる。この謎に対しヤブキ・カケルが捜査に臨む。いつも通りカケルが秘密主義のため上巻では、謎の提示に終わる。一気に下巻へ。
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哲学などを書いている…
哲学などを書いているせいかとにかく長い。三重密室殺人は下巻で解決へ。
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これまでの作品よりも捜査パートが格段に長く、上巻の前半部分はほとんど捜査と推測の繰り返しである。また矢吹駆もそこではほとんど登場せず、哲学的な話題は全く上がらない。なのでこのあたりはサクサク読み進めることにする。 今までもしばしば気になっていたが、ジャン=ポールの威圧的な態度が大変不快である。ナディアといる時は優しいおじさん といった雰囲気だが、捜査中の態度が強引すぎる。実際にこんな警察官がいるなら、警察不信になる人が大勢いても仕方がない。 重い題材を扱っているのに、一番気になるのは収容所脱走の指導者の名前がダッソーだということだ。 追記:誤表記あり?、フーデンベルグの娘が二人から三人に。途中で増えたのか?
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矢吹駆シリーズ 南アメリカでの駆の調査。イリイチの父親の謎。 ダッソー邸に呼び出されたモガール警視。密室で殺害されたダッソー氏の客人でボリビアから来たルイス・ロルカン。凶器の折れたナイフの発見。巻き付けられたカッサンンのスカーフ。ダッソー邸に拘禁されていた疑いのあるロルカン氏の謎。誘拐されたと思われるイザベル・ロルカン。ダッソー邸の客クロディーヌの逃亡。
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矢吹駆シリーズ4作目。もはや推理小説の枠を超えて、ファシズム期の精神史が描かれる。 ナディアのおかげで内容は大分噛み砕かれ、おもしろさも増している。
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矢吹シリーズ四作目。「死の哲学」や「三重密室」など興味をそそる要素がてんこ盛り。何よりシリーズを通して引き込まれる矢吹駆の推理も最高に面白いので、これを読むならシリーズの最初から読んで欲しいと思ってしまうところ。
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ナチス問題にあらためて興味を向かわせてくれる。が、ところどころの哲学議論が多少浮いているような。シリーズものなので最初から読んでみたい。
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