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臆病な医者 の商品レビュー

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2023/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 人の命、人生を握っているお医者さん、自信満々より臆病であって欲しいと思っています。昭和26年群馬の嬬恋村に生まれ、信州佐久総合病院にお勤めの南木佳士さん「臆病な医者」、1999.12発行、読み応えのあるエッセイです。結婚は互いの価値を見せびらかす恋愛と異なり、互いのあるがままの存在をさらけ出さざるを得ない生活そのもの。しかも、日々流転する暮らしは、理想のごとく不変ではあり得ない。知的エリートも病めば愚痴の多い、扱いにくい病人になる。病は誰が真の人生の伴侶なのかを残酷なほど明らかにしてくれる。

Posted byブクログ

2012/09/15

この人の幸せとはどこにあるのだろうか。南木佳士に「最近の小説は自分の神経症の症状を書いているだけ」って言われたらもう救いようがないよねんだか。

Posted byブクログ