スリー・アゲーツ の商品レビュー
北の工作員の話。硬質で読むのにも時間を要しましたが、感慨はありました。それぞれの瑪瑙の持つ意味が重い。
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賽は投げられた。覚悟と信頼を抱き、約束の地へ。 プラチナ・ビーズの続編。相変わらずアナリストの葉山が苦悩している。前回の登場人物が多く出てくるので、簡単な説明と前回のあらすじにもふれてあるので、2冊を間空けて読んだ方にも嬉しい内容。 チョンと呼ばれる工作員とその家族が中心となっ...
賽は投げられた。覚悟と信頼を抱き、約束の地へ。 プラチナ・ビーズの続編。相変わらずアナリストの葉山が苦悩している。前回の登場人物が多く出てくるので、簡単な説明と前回のあらすじにもふれてあるので、2冊を間空けて読んだ方にも嬉しい内容。 チョンと呼ばれる工作員とその家族が中心となった話。家族の絆が疑問視される世界で、家族を思い奮闘する父と、その父を信じて行動し、耐える家族。彼らを結ぶのは約束と三つの瑪瑙。母の強さや父の葛藤に涙してしまう切ない話。
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五條瑛/著 集英社 (1999/12) 長編のひきつけられる小説 『プラチナ・ビーズ』もよかったけれど 著者は女性なんですね 北朝鮮 近くて遠い国 わからないことだらけだけれど ≪ 濃い闇に 家族のねがい ほのあかく ≫
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おもしろかった! キャラクターにも馴染んできたのか、プラチナ・ビーズよりも読みやすかった。 本の最後に次回予告?の「THE PERFECT QUARTZ」が記されているけど、10年たったいまでもこれはまだ出版されていないもよう.....。続きが読みたい。 とりあえず番外編から読ん...
おもしろかった! キャラクターにも馴染んできたのか、プラチナ・ビーズよりも読みやすかった。 本の最後に次回予告?の「THE PERFECT QUARTZ」が記されているけど、10年たったいまでもこれはまだ出版されていないもよう.....。続きが読みたい。 とりあえず番外編から読んでいくか。
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私はどうやら、「革命」シリーズのほうが圧倒的に好きみたい。 この一編はなんといってもチョンに始まりチョンに終わる。 ミステリーとしては、あのイカレ殺し屋がもっともっと活躍してもよかった気がする。 浮浪者の方々のほうがずっと大活躍だったような^^; それにしてもまあ、周到にイロイ...
私はどうやら、「革命」シリーズのほうが圧倒的に好きみたい。 この一編はなんといってもチョンに始まりチョンに終わる。 ミステリーとしては、あのイカレ殺し屋がもっともっと活躍してもよかった気がする。 浮浪者の方々のほうがずっと大活躍だったような^^; それにしてもまあ、周到にイロイロ考えるものですよ。 このシリーズ、すごく面白いのに、イマイチ乗り切れないのは、おそらくキャラのせいかな。 葉山は中途半端でイライラする。 でも黒い部分を抱えつつ、やっぱり相手に冷酷になり切れない葛藤は共感できる。 が、私はエディも坂下も嫌いだ。 まさに強者による、強者のための理屈の数々。 とはいえ、市井の人々は確かに無力ではあるけれど、「強者」にも決して手折れないものがあるという描かれ方になっていると思う。 そこが救い。 人は生きているだけではダメなのだ…… 「紫嵐」を読んだ時も思ったけど。 吾郎にもっと出て欲しかったなー!
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2003年1月15日読了。以下、過去の日記から抜粋。 今回のキーワードは〈家族〉である。 逞しい家長、献身的な妻、そして元気な子供達で構成された家庭。 お互いがお互いを思いやり、お互いのために励む家族。 本来当たり前とされる家族の形は国や民族を超えるものだと、 この作品では一貫...
2003年1月15日読了。以下、過去の日記から抜粋。 今回のキーワードは〈家族〉である。 逞しい家長、献身的な妻、そして元気な子供達で構成された家庭。 お互いがお互いを思いやり、お互いのために励む家族。 本来当たり前とされる家族の形は国や民族を超えるものだと、 この作品では一貫として主張されているのではないか。 何のために危険を冒してまで、任務を遂行するのか。 最後の最後まで家族のために自らを捧げた父親の生き様に、 深く頭を垂れるしかないような思いが込み上げる。 だからといって犯罪が許されるわけではないのであるが、 それぞれに背負った宿命の重さと言うものが確かにある。 ラスト、少しだけ泣いた。
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切なかった。 幸せになってほしかったけど、全員が幸せになることなんてありえないってこともわかる。 それにしても葉山ってなんだかんだ言っていろいろ頑丈よね。 そういやサーシャは出てこなかったなぁ。 そういや文庫は書下ろしがあるとか……。 そっちは買うかな……。
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前作のあとにコレを読んだので覚悟しながら読みました。 が、これは凄く素直に読めた(でもエディが苦手)。 情勢の中で翻弄される普通の人の様子がまさに今の政治のあやふやさを感じさせる気がします。
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北朝鮮工作員のチョン。ソウルでの銃撃戦の後姿を消したチョンは、大量のスーパーKとともに日本に現れる。平壌に残した愛する妻と娘はチョンを信じ脱北しようとする。一方、チョンには日本にも妻と息子がいた。スパイ小説ですが、家族の話しがメインです。父親の家族への愛と責任をどう果たすのか。徐...
北朝鮮工作員のチョン。ソウルでの銃撃戦の後姿を消したチョンは、大量のスーパーKとともに日本に現れる。平壌に残した愛する妻と娘はチョンを信じ脱北しようとする。一方、チョンには日本にも妻と息子がいた。スパイ小説ですが、家族の話しがメインです。父親の家族への愛と責任をどう果たすのか。徐々にチョンの行動に魅せられて、引き込まれていました☆日本のジャーナリストで米軍の情報部に雇われている葉山が、父親とは?と問いを胸に個人的情熱からチョンを追います。控えめな葉山の想いがとっても活きていました。
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鉱物シリーズ第二弾。家族、とりわけ父親というものについて考えさせられた一冊。ラストのある登場人物の台詞には涙。
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