1,800円以上の注文で送料無料

うるさい日本の私 の商品レビュー

4

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/03/08

戦う大学教授である中島氏の著書。図書館で借りた。若干クレーマー的な表現もあるので読み苦しいところもあるが、かなり納得。 電車やデパートなどのスピーカー音は騒音であり、騒音を苦にするマイノリティな人への理解が足りない世の中を嘆いている。 聞いてもいない放送を、少数の人の為に流すの...

戦う大学教授である中島氏の著書。図書館で借りた。若干クレーマー的な表現もあるので読み苦しいところもあるが、かなり納得。 電車やデパートなどのスピーカー音は騒音であり、騒音を苦にするマイノリティな人への理解が足りない世の中を嘆いている。 聞いてもいない放送を、少数の人の為に流すのは本当に環境やお客様のことを考えているのか。責任逃れのためだけだと。 優しさがいじめを算出し、察っすることを強制し語らせない教育が幼稚な人間を作り出し、言う内容より言い方を気にする姿勢がダメだという。今迄の価値観をひっくり返された。

Posted byブクログ

2012/01/01

著者は、日本の街中にあふれる大量の放送が許せない。「本日は○○マートをご利用いただきましてありがとうございます。エスカレーターにお乗りの際は、手すりにつかまり黄色い線の内側にお立ちくださいますようお願いいたします。小さなお子様をお連れのお客様は・・・」。このような不必要で、万が一...

著者は、日本の街中にあふれる大量の放送が許せない。「本日は○○マートをご利用いただきましてありがとうございます。エスカレーターにお乗りの際は、手すりにつかまり黄色い線の内側にお立ちくださいますようお願いいたします。小さなお子様をお連れのお客様は・・・」。このような不必要で、万が一訴えられたときに「注意は促していた」と言い訳をするためだけに存在するアリバイ放送に対して、著者は徹底した抗議を挑む。

Posted byブクログ

2011/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者が言いたかったのは、『黙ってないで、とにかく語ってみよう!』の一言に尽きる。 分からないなら聞く、曖昧な日本人の美徳を捨て、態度表明をしましょうと。 閉塞感に満ちた日本の原因の一端はここにあると思います。 情報公開を訴えている姿に賛同します。結局自分の起こしたアクションを反省し、 または他人から指摘を受けてフィードバックしてその後の行動に役立てるしか成長はないと思います。 曖昧にしてては成長の過程そのものが存在せず、 例えば恋人に料理を作ったとして、相手が曖昧な反応をしてては 『もしかして口に合わなかったのかな?』と 暗闇の中を盲進するしかなくなってしまいます。 相手が一言でも指針を与えてやれば(美味しかった!や不味かった等)、 それに沿った次の行動が出来るように(Plan-Do-Check-Action、PDCA理論ですね)。 また、優しさの理論は面白いです。普段優しく接している人も、 『実は気付かないうちに誰かを傷付けているのではないか…』と憂えるのはよく分かります(笑) ただ、皆が皆自分の意見を主張するのも困った事になります。 ホッブズのリヴァイアサンのように『万人の万人による闘争』は避けられません。 ただし、騒音の奮闘から情報公開を導いたアプローチは哲学者ならではというか、 特筆すべき点でしょう。 『日本人よ、もうちょっと主張しようよ!』と。 著者は大学教授で哲学を専攻しています。 彼の哲学書は魅力的なのですが、 この本を読むと『ここまでクレーマーだったのか!』と驚愕します(笑)…

Posted byブクログ

2010/11/25

公共の場で、ごく当たり前となっている館内放送や案内 列を成して並ぶ場において、「最後尾はココです」と大声を張る従業員 海で「砂浜は暑いので、お気をつけ下さい」と言ったアナウンス 静かさを求める人からしてみれば、騒音以外の何者でもない実態 「注意をすればアナウンスはいらない」と...

公共の場で、ごく当たり前となっている館内放送や案内 列を成して並ぶ場において、「最後尾はココです」と大声を張る従業員 海で「砂浜は暑いので、お気をつけ下さい」と言ったアナウンス 静かさを求める人からしてみれば、騒音以外の何者でもない実態 「注意をすればアナウンスはいらない」と説く筆者と 「注意をしないことでクレームが起きる事を避ける」現場の従業員etc 様々な人に対して、筆者が熱く、時には過激な行動に出る 本題に入ってからが読み応えがあると思う それまでは正直、読み飛ばしでも… アナウンスが無くとも、張り紙・案内表示で注意を促す社会 しかし、それで問題が起こると「アナウンスが無かったからだ」と怒り出す人がいる 「注意深くいれば、問題ない」仕組みでは事足りず 「注意深くいなくても、問題ない」仕組みを求める多数派 根幹にあるのは、問題が発生した時に『私は悪くない、○○が□□だから悪い』と言う多数派 幼稚化する日本人の多数派に対する警鐘 それを語りたかったのではないだろうか? そんな思いがある ある種、過激な著者の行動に対し、疑問を感じなくも無い 同時に、今の世の中で、ここまで真剣に行動できる人も少ない気がする 【人生の教訓】 ○作業の標準化・他己責任転換は、日本人を幼稚化させてしまわないか? ○過剰なサービスを当たり前に受け入れている危険性 ○公共の場において、当たり障りのない意見以外は、何事もなかった様に抹消される

Posted byブクログ

2015/09/14

2000/1/15 こうすりゃ、良いのだ!を きちんと やりきってはる人がこの世の中にいる! この本は「こんな日本じゃ…」とほんの少しでも思っている人には ぜひ おすすめしたいもの。これまで何十人の人に薦めたことか。 言いたいことを言う!というのは大事です!

Posted byブクログ

2010/05/07

騒音や信号機、電車のアナウンス... 世の中は騒音にあふれている。 また公告やネオンサイン、なぜ日本はこんなにうるさいのか 著者の鋭い指摘が随所にあります。

Posted byブクログ

2010/04/17

がまんできないことがあるって、つらい。それを理解してもらえないものつらい。この本を読まなければ、「自分だけ」かと思ってたかも。そうでなくて良かった。

Posted byブクログ

2010/03/16

駅もうるさい、駅前もうるさい、バスの中もうるさい!「善意に満ちあふれた注意アナウンス」があふれる日本社会に物申す哲学者の実践体験談。無茶苦茶面白い!意識すると、本当に静寂がない国です、日本は。

Posted byブクログ

2009/10/04

これは中島さんの本の中でもあまり毒がない一冊な気がします。いや、本人は大真面目なんだけど……。 僕はその真面目さにやられて騒音を気にするようになりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

 世間で蔓延している「そんな事まで放送しなくていいよ」的な、過剰放送と戦う筆者の何故だか笑える戦歴の数々。この人のすごい所は、直接、手紙書いて、電話して、出向いて、偉い人や担当者を呼び出して、説得に懸けるところ。  実際、実家への帰り道に通る「いつからこんなうるさくなっちゃったの...

 世間で蔓延している「そんな事まで放送しなくていいよ」的な、過剰放送と戦う筆者の何故だか笑える戦歴の数々。この人のすごい所は、直接、手紙書いて、電話して、出向いて、偉い人や担当者を呼び出して、説得に懸けるところ。  実際、実家への帰り道に通る「いつからこんなうるさくなっちゃったの!?」という駅で戦った話には、感動しました。だって、今は静かで落ちついた駅に戻りましたから。  うっかりファンレター書きそうでしたよ、まじで。 (^_^;)b

Posted byブクログ