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雪の写真家ベントレー の商品レビュー

4.4

36件のお客様レビュー

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2024/02/17

雪が大好きな農夫の一生。好きなことをこつこつ続けていくことの尊さ。 遠目がきく。中学年から。解説なしで10分。

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2024/02/15

実在する、雪の写真家ベントレーの生涯を温かい色彩の画風の木版画で描いた絵本。ベントレーの生い立ちから、雪をはじめとする自然に興味を持ち、とことん愛した人柄、人生が子供にも分かりやすい文章で書かれていて読みやすい。起承転結がはっきりしていて、読後感もとても良い。大きな見開きいっぱい...

実在する、雪の写真家ベントレーの生涯を温かい色彩の画風の木版画で描いた絵本。ベントレーの生い立ちから、雪をはじめとする自然に興味を持ち、とことん愛した人柄、人生が子供にも分かりやすい文章で書かれていて読みやすい。起承転結がはっきりしていて、読後感もとても良い。大きな見開きいっぱいに描かれた自然の絵はとても美しく目を惹く。

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2023/11/16

雪に憑りつかれた人。父に牛10頭分の値段の写真顕微鏡を買ってもらって、雪を見続けた。雪の核が埃であることも発見した。生涯農民の素人科学者だったが、晩年評価された。幸せな人だったんだろうな。

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2023/04/16

雪の結晶の世界に魅せられ、その研究に生涯を捧げた、雪の写真家ウィルソン・ベントレ-(1865-1931)の伝記絵本。 〝水は様々な表情をもっているが、雪のなかで育まれ、尽きることなく舞い落ちる6本の枝の結晶ほど、美しく、変化に富んだものが、他にあるだろうか〟・・・バーモント州...

雪の結晶の世界に魅せられ、その研究に生涯を捧げた、雪の写真家ウィルソン・ベントレ-(1865-1931)の伝記絵本。 〝水は様々な表情をもっているが、雪のなかで育まれ、尽きることなく舞い落ちる6本の枝の結晶ほど、美しく、変化に富んだものが、他にあるだろうか〟・・・バーモント州ジェリコの豪雪地帯にある小さな農家に生まれたベントレ-の言葉。 (1999年コールデコット賞を受賞した版画絵本)

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2023/03/01

子どもの頃から雪が大好きだったベントレー。 お母さんに古い顕微鏡をもらって観察してみると、雪の結晶は思っていたよりもさらに細やかで美しい姿をしていた。そして、同じ形をしたものが一つもなかった。 この美しさをみんなに知ってもらいたい!という気持ちが強かったベントレーは、顕微鏡で見た...

子どもの頃から雪が大好きだったベントレー。 お母さんに古い顕微鏡をもらって観察してみると、雪の結晶は思っていたよりもさらに細やかで美しい姿をしていた。そして、同じ形をしたものが一つもなかった。 この美しさをみんなに知ってもらいたい!という気持ちが強かったベントレーは、顕微鏡で見た結晶をスケッチしていった。 16才になったベントレーは顕微鏡付きのカメラがあることを知る。雪の結晶に対するベントレーの情熱を知っていた両親は、ものすごく高価なものではあったがカメラを買ってあげる。 そこからベントレーは撮影に邁進する。失敗を繰り返し、工夫を重ねながら、、やがて雪について書いた文章や写真を雑誌で発表すると、世界的な「雪の専門家」として、認められるようになる。 農夫として働きながらも、雪の結晶に魅せられて思う存分に写真撮影や研究ができたベントレーは幸せな人生を送ったのだろうな、と思う。それは、子どもの想いを尊重してくれた両親や、甥や姪や周りの人たちと親しく関わり「美しさを伝えたい」というベントレー自身の熱意によって実現したんだろうな、と思った。

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2023/02/28

1999年コールデコット賞 アメリカ図書館協会優良児童図書 実在した世界的な雪の専門家ベントレーの伝記絵本。 雪の結晶の美しさに魅せられて追究していく姿が素晴らしく、スケッチを何百枚も描きためたり、雪が溶けないように家のドアを開けて何時間も撮影したりと、とてつもない労力を費やし...

1999年コールデコット賞 アメリカ図書館協会優良児童図書 実在した世界的な雪の専門家ベントレーの伝記絵本。 雪の結晶の美しさに魅せられて追究していく姿が素晴らしく、スケッチを何百枚も描きためたり、雪が溶けないように家のドアを開けて何時間も撮影したりと、とてつもない労力を費やしています。 そんな息子の情熱に応えて、当時は高価なカメラ付きの顕微鏡を買ってあげた親もすごいです。 小さな農村の一農夫が息子にたかが趣味のために買い与えられるようなものではなかったと思います。 豪雪地帯で生まれた物語と版画の温もりが合わさった素敵な絵本でした。

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2022/04/27

雪の結晶を一生撮り続けた写真家。当時人にばかにされ、収入にも作品にもならなかったが、自分を信じて続けていった。自分の好きなことを見つけ、のめり込み、続けること。写真家として一番だいじなことかもしれない。それは写真家に限らず人の人生にも言えることだ。

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2021/03/04

雪には不思議な魅力があるものね。美しくて儚くて繊細で。こんなにも魅了されて夢中で追い続けられるものがあるっていうのは幸せだなと思う。

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2022/06/01

写真家とあるので絵本とは言え、もっと写真家としての側面を出してほしかった。 真面目に生きてきた人と言う印象は残った。 人生において、写真に関しては支出の方がはるかに多かった。 最期は、雪道を長時間歩いて肺炎を患い亡くなったと言う。 ある意味愚直な人生だなとも言える。 自由...

写真家とあるので絵本とは言え、もっと写真家としての側面を出してほしかった。 真面目に生きてきた人と言う印象は残った。 人生において、写真に関しては支出の方がはるかに多かった。 最期は、雪道を長時間歩いて肺炎を患い亡くなったと言う。 ある意味愚直な人生だなとも言える。 自由主義とは言え、アカデミックな分野では、学歴が要求されるのもアメリカだ。 色々苦労もあっただろう。 絵本化するには、なかなかいいテーマだ。 アメリカで色々賞をもらっているようで、ご同慶の至りだ。 彼のお陰で、雪の結晶が見れる様になった。 日本では、中谷宇吉郎博士を思い出す。 絵本で世界を学ぼう という本から本書に行き当たった。 また 本書は、絵本で世界を旅しよう  で 15番目に紹介されている本です。 全紹介絵本に挑戦中です。

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2020/09/02

伝記絵本として、とてもよく出来ている。 雪の美しさに気づき、それを追求するだけでなく、他の人にも見せたいと願う情熱が凄い。

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