お金は使えば使うほど増える の商品レビュー

中谷彰宏(著者)

2014/07/24

子供の頃は親にまた無駄遣いして！と怒られたものですが、中谷さんはそれを肯定します。使うことでお金が増えるというにわかに信じがたいタイトルですが、そこはさすがの中谷さん。とても分かりやすく丁寧に教えてくれますよ。ただ使いすぎには要注意。

2010/05/27

就職活動中や、入社して数年の間によく読んだ中谷さんの著書。今回、久しぶりに読んだ。最初の方はイマイチ、ピンとこなかったけど、中盤以降は納得。稼いだ分は使って、自分や家族の肥やしにしよう、表面的な値段に惑わされないようにしようと思った。

2009/11/19

中谷さんの本では、久々のヒットでした。

最初から最後までずっとわくわくしながら
ページをめくっていきました。

2020/07/15

「チャーハンが好き。今日はチャーハンを食べたい気分」これが正しいお金の使い方です。
値段が高いアワビを食べておかないと損だから、「アワビを食べなさい」とお母さんが子どもを叱っているのは、貧しい生き方なんです。
その横で「やっぱり焼きそばうまいよな」と食べている人のほうが豊かです。
人生は、結局のところバイキング形式です。
元を取ろうという感覚が、人生を一番つまらなくします。
スキーに行った時、リフト1日券の元を取るために、何回滑ったら1回ごとに買うより得だと計算しながら滑るのはつまらないものです。(p.56)
稼ぐことが目的になってしまってはいけません。
人生の喜びは、自分の好きなことができて、友達がいることです。
どんなに好きなことができても、友達がいなかったら寂しい。
友達がいくらいても、好きなことができなかったら、やっぱりそれもガマンの人生で楽しくありません。
好きなことができて友達がいるという目的のために、お金を使うのです。(p.88)
身銭を切らないものは身につきません。
「他人のお金で○○してもらって儲かった」と思っていることは、ほとんど身につきません。
やっぱり、本は自分のお金で買って読むのが一番身につくのです。(p.96)
お金が残っていることが喜びになり始めてはいけません。
残っていることを不安に感じることが大事です。
何かみんなにお返しすることを忘れていないか。
お金が入ってくるのは、ホールインワンと同じことです。
ホールインワンはもちろん個人の努力だけれども、ホールインワンをした時にはみんなにごちそうをしてあげるのがゴルフのマナーです。
これはゴルフのマナーだけではなくて、社会全般のマナーです。(p.112)
金銭感覚のある人は、目に見えないコストが把握できます。
デートの時のお金は、男性が払わないと金銭感覚は磨かれません。
男性だって、女性社員と同じぐらいの給料しかもらっていないのだから、割り勘でもいいではないかと思うかもしれません。
でも、デートに至るまでのコストが全然違います。
男性は、ただレストランに行って待ち合わせをして、そこで会えばいいだけです。でも女性はお化粧もしなければいけないし、髪の毛もセットしなければいけない。
洋服も買わなければいけない、エステにも行けなければいけない、ジムにも通わなければいけません。そういうコストがもうすでにかかっています。
それから考えたら、レストランで食事代の費用を払うのは微々たるものです。
自分が損だという時、自分が今までかけてきたコストは見えます。
ところが、相手がかけてきたコストは見えません。自分が今まで生きてきた年数と、相手の一瞬を比べてしまうから、自分が損だと考えるのです。(p.164)