1,800円以上の注文で送料無料

挑まれる王冠 の商品レビュー

1

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2010/10/25

6年前に読んでいたのにすっかり読み終わっても気づかなかった。 一応大学が編集している刊行物だが、まったく学術的ではない。引かれている文献(『金枝篇』、英国史はアンドレ・モロワ、シェイクスピアについてはヤン・コットといった類)もちょー古く、英王室(&ダイアナ)ファンの有識者による随...

6年前に読んでいたのにすっかり読み終わっても気づかなかった。 一応大学が編集している刊行物だが、まったく学術的ではない。引かれている文献(『金枝篇』、英国史はアンドレ・モロワ、シェイクスピアについてはヤン・コットといった類)もちょー古く、英王室(&ダイアナ)ファンの有識者による随筆といった趣。 本叢書の母体である神奈川大学評論は、「アカデミック・ジャーナリズム」だそうで、としたら、女性君主を論じた本書のテーマは意義深く、テューダー朝時代の女性君主の適否をめぐる論争は(簡単ながら)興味深いのだから、前半の話が拡散した「森の王の死」はカットして、女性君主テーマをもっと掘り下げればよかったのに。

Posted byブクログ