墜落の背景(上) の商品レビュー
著者は元日本航空健康管理室副室長。82年の羽田沖墜落事故、いわゆる「逆噴射」事故の顛末。日航の内実は山崎豊子の「沈まぬ太陽」(新潮社)のままである。あの小説の取材力に改めて感心した。そして、あいも変わらない日航の体質・・・安全よりもコスト、労務対策、安全よりも権利意識だけの労働組...
著者は元日本航空健康管理室副室長。82年の羽田沖墜落事故、いわゆる「逆噴射」事故の顛末。日航の内実は山崎豊子の「沈まぬ太陽」(新潮社)のままである。あの小説の取材力に改めて感心した。そして、あいも変わらない日航の体質・・・安全よりもコスト、労務対策、安全よりも権利意識だけの労働組合・・が白日の下にさらされる。あきれてしまうのである。 85年の御巣高山事故からもう15年。そろそろ何か起こりそうな日航である。
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