狩りのとき(下) の商品レビュー
ベトナム戦争時に伝説…
ベトナム戦争時に伝説のスナイパーとして活躍したボブ・リー・スワガー。上巻では、主のその時の活躍とロシアのスナイパーとの死闘が描かれ、下巻では、その後、アメリカの牧場で暮すボブ一家への復讐に燃えるロシアのスナイパーとの死闘を描く、手に汗握る傑作。
文庫OFF
このシリーズはおすす…
このシリーズはおすすめです。スワガーとダニーの師弟関係とシリーズならではの最後のオチにとても満足でした。4作で終わるにはもったない。番外編の「ダーティー・ホワイト・ボーイズ」の文庫化ものぞみます。
文庫OFF
ボブ・リー・スワガー初期4部作を読み終えた。 確かに面白い。最後に、もう一捻りが良い。 ただ、話が長い(笑)。 もう少しコンパクトに話をまとめて欲しい。 このシリーズは、今後読み続けるかと言うと、取り敢えず もうよいかなと思う。 取り敢えず、僕の中ではお仕舞い。
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内容(「BOOK」データベースより) ダニーとボブの狙撃ティーム“シエラ・ブラヴォー・フォー”は幾多の戦闘を勝ち抜く。が、北ヴェトナム軍を支援するソ連は超人的な射撃技術と精神力を持つスナイパーを送り込んで来たのだ。ボブ・リー・スワガー海兵隊一等軍曹対謎のロシア人スナイパーの狡知を...
内容(「BOOK」データベースより) ダニーとボブの狙撃ティーム“シエラ・ブラヴォー・フォー”は幾多の戦闘を勝ち抜く。が、北ヴェトナム軍を支援するソ連は超人的な射撃技術と精神力を持つスナイパーを送り込んで来たのだ。ボブ・リー・スワガー海兵隊一等軍曹対謎のロシア人スナイパーの狡知を極めた闘いが繰り広げられる。だがこの闘いはダニーを失ったところで中断されることに…。そして永い時間が経過し舞台は米国国内へ移る。ひっそりと牧場に暮らすボブ・スワガー一家を狙ってあのロシア人スナイパーが現れた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻はベトナム戦争の回顧録がメインだったが、下巻からは一転し、現代のアメリカが舞台。 ボブ・スワガーは過去の戦争に未だにとらわれながらも妻・娘との生活を過ごしていた。 そんなある日、自分が居合せていないときに妻と娘が狙撃される。間一髪、命は落とさずに済んだが。 ボブは静かに怒り、狙撃手を独自に調査する。 すると狙撃手は以前に相棒を狙撃したロシアの怪物、ソララトフであることがわかった。 下巻はアクションもありますが、推理や謎解きが多いです。 でも、伏線がちゃんと回収されてていい感じ。
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ダニーが戦場に戻るきっかけとなる、ジュリーとのDCを舞台した物語、、、そして戦争を終えて戻ったボブ・リーとジュリーを襲う刺客、、またまた二転三転する謎解きと、スナイパー達の息を飲む緻密な戦いが!相変わらず夢中にさせられます。2015/5読了
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遂に因縁のスナイパー同士の戦いの火蓋が暁に染まる雪山を舞台に切って落とされる。眼下には、ターゲットとなっている妻が隠れる山小屋があり、一刻も猶予が許されない。スティーブ・ハンターならではの硬質な文章が読み手を引き付ける。
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『極大射程』、『ブラックライト』でもちらっと触れていた、ベトナム戦争でのある事件の詳細がやっと語られる。 上巻はダニーが主人公のような展開。彼の正義感やボブとの師弟関係など、読み応えはあるが、アプローチ部分が長すぎる(後々ここが重要になってくるのだが)のと、ベトナムでのパートが...
『極大射程』、『ブラックライト』でもちらっと触れていた、ベトナム戦争でのある事件の詳細がやっと語られる。 上巻はダニーが主人公のような展開。彼の正義感やボブとの師弟関係など、読み応えはあるが、アプローチ部分が長すぎる(後々ここが重要になってくるのだが)のと、ベトナムでのパートがくどく感じたので、退屈のあまり飛ばし読みすることもしばしば。 下巻に入ると一気に展開が加速する。背後に隠された策略と、それに迫るボブ。この辺りのプロセスはいつもわくわくしながら読んでしまう。事件の骨格が二転三転する時のハンドルさばきがスムーズなのは、読者にとって非常に有難い。 そして大きな見どころは、スナイパー同士の攻防だろう。今までもボブを狙うスナイパーは登場してきたが、今回はレベルが違う感じ。静寂の中で相手を追い詰める狩りの緊張感は、本シリーズでしか味わえない醍醐味のひとつ。静と動のコントラストが抜群で、スローモーションで映像をイメージできる作者の描写もまた素晴らしい。 クライマックスのインパクトが大きいので、ラストが余計ドタバタしてるように見えた。少ないスペースに詰め込んで、無理矢理押さえつけたような印象を持ってしまったのが残念だが、骨太の秀作シリーズという評価は変わらず。
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ボブ・リー・スワガーシリーズ(最後?) 敵のロシア人がなんだか切ないです。 でもなんかブラックライトより面白くなかったです。 なんでかわかんないけど。
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この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。 日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順...
この五つ星は「極大射程」に始まるスワガーシリーズに進呈。 日本での紹介1作目は「ダーティホワイトボーイズ」だった。ミステリーランキングで評判がいいので買ってはいたけどさほど好みとは思わずほったらかしていた。何となく読んでこりゃ面白いと調べてみた書評サイト、よくぞまあ茶木さん「順番通りに読むべき」とすすめてくれた事よ!シリーズ1作目「極大射程」にひっくり返った。海兵隊のスナイパーが主人公?私には関係ないわと思いこんでいたお馬鹿さん。でもその時読まなかったおかげで本来の発表順で読めたことがこの上なくありがたい。 主人公をはじめとする人物造型がすばらしい。時間が行き来する凝ったプロットなのに読みやすく、先へ先へと誘われる。読書の至福ってこういう事だよね。 この最終作の解説者が書いていた、これは銃礼賛の書ではなく銃への挽歌だというくだりに深く頷いてしまった。「戦争」「軍隊」「銃」を書いてこれほどにフラットな(思想性を排した)まなざしをもてることに驚嘆した。 登場人物が皆ストーリーのために存在しているのではない輝きを放っている。とりわけ本書のダニー・フェン、まぶしいほどの若さそのもの、第1作ですでに死んでいると知っているのに、息を詰めて運命への道を追ってしまう。シリーズを最初からもう1回読むのも楽しみ。まぎれもなく傑作。
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