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中国の少数民族教育と言語政策 の商品レビュー

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2009/12/13

これぞ鬼の労作!!!岡本先生による中国の少数民族教育に迫った博士論文。30歳そこそこで提出された博士論文がここまで奥深く精緻に富んでいるものであることが衝撃です。上下2段組み、約600ページ。 前書きで指摘されている通り、現地調査に関する不十分点はあるものの、それをカバーして余...

これぞ鬼の労作!!!岡本先生による中国の少数民族教育に迫った博士論文。30歳そこそこで提出された博士論文がここまで奥深く精緻に富んでいるものであることが衝撃です。上下2段組み、約600ページ。 前書きで指摘されている通り、現地調査に関する不十分点はあるものの、それをカバーして余りある資料分析に、何というか研究の可能性や研究者の執念のようなものを感じます。自分もこういう研究ができたらいいなあ、と思わせられる一冊なのでした。 第1部 総論:教育、言語からみた中国のマイノリティ政策  第1章 55の少数民族と民族区域自治  第2章 中国政府の少数民族教育施策の推移  第3章 現代中国における少数民族教育の概況と特徴  第4章 現代中国の少数民族語政策 第2部 中国各地、各民族の民族教育  第1章 中国朝鮮族の民族教育:二言語教育を中心として  第2章 中国モンゴル族の民族教育  第3章 伝統イ文の復権:中国イ族の識字・民族教育  第4章 雲南省における少数民族語事業と教育  第5章 貴州省における民族語文教育  第6章 新彊ウイグル自治区における民族教育  第7章 チベット族の民族教育  第8章 広西チワン族自治区の民族語事業と教育  第9章 海南島リー族のリー文字

Posted byブクログ