わかりやすい分子生物学 の商品レビュー

菊池韶彦(編者),村松喬(編者),榊佳之(編者)

2009/10/04

著者の講義を受けたところ
この本にわりと沿って行われており
非常に興味深かったし、考えさせられた。
本自体は簡単に読み進めるのが難しいが、
一般の教科書のような単なる事実の羅列ではない
著述方法で分子生物学の基礎から説明されている。
単なる事実の羅列は「ふーんそうなんだ」
で終わりだが、この本はこちら側に
思考させる本である。
現在知られている知識がどうやって
発見されて行ったかということについても
詳しく書かれているので
読み進めていくと面白い。

生物学を高校で履修していなかった生徒用に
書かれているそうだが、
むしろ高校の生物で生物に対する興味が
失せかけた人にお薦め。(自分もそうだったから)