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きのね(下) の商品レビュー

4.1

27件のお客様レビュー

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2011/02/04

11代目市川團十郎の本妻の生涯を物語にした小説です。 歌舞伎界のシンデレラストーリーといっていいのか、そんなノンフィクション小説でした。 現に、私はこの小説を読み歌舞伎に興味を持てたし 11代目の迫真の舞台をこの目で観てみたい。と思い同時にもう観れない事に、落胆しました。 松...

11代目市川團十郎の本妻の生涯を物語にした小説です。 歌舞伎界のシンデレラストーリーといっていいのか、そんなノンフィクション小説でした。 現に、私はこの小説を読み歌舞伎に興味を持てたし 11代目の迫真の舞台をこの目で観てみたい。と思い同時にもう観れない事に、落胆しました。 松本、市川、尾上家などの家系図上での関係性もわかり 江戸言葉や歌舞伎用語も新鮮で 登場人物の言葉にはリズムがあり面白く、 世界が広がったと思います。

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2009/11/24

実ははじめての宮尾作品だったりします。 なにしろ本をよく読んでいる人と本屋さんに行くと、 恥ずかしいくらい著名な作家さんの作品を読んでいないことが 露呈するのであります。ひー。

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2020/07/15

あとから思えば、襲名前から死までの三、四年間の平安と充足は、神が早く召す者に対する最高の贈り物であったかも知れず、そうとは知らぬ人間の愚かしさは、このしあわせが将来にわたって続いてゆくのを疑いもしなかったことをのちのち光乃は悔やむのであった。(p.356) 「どうぞお元気になっ...

あとから思えば、襲名前から死までの三、四年間の平安と充足は、神が早く召す者に対する最高の贈り物であったかも知れず、そうとは知らぬ人間の愚かしさは、このしあわせが将来にわたって続いてゆくのを疑いもしなかったことをのちのち光乃は悔やむのであった。(p.356) 「どうぞお元気になって、昔のように癇癪を起こして下さい。光乃をぶつなり足蹴にするなり、思いっきりあばれて下さい。光乃は、癇癪を起こすほど元気な旦那さまのほうが好きなのですよ」(p.418) 十年祭の日、何故かその日は意識が鮮明に澄み、さまざまの思いが光乃の脳裏を過ってゆくのであった。 雪雄が生きていれば67歳、どんなに想像しても老いた姿は浮かんで来ず、そう考えていればこれはやはり神の大いなる配慮から、人々の胸に若く美しいままの雪雄を灼きつけて天に召されたのかと思ったりする。(p.444)

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2009/10/04

よんでて具合がわるくなった。 とても、こんな風には生きられない。 でも何回もよみかえしたきなこがここにいる。 ううむ。

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2009/10/04

梨園に嫁いだ女の一生 デター男尊女卑。 亭主関白な芸人夫と尽くしまくる妻。 でも、、、大好きですこういうの(笑) 最後は涙がとまりません

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2009/10/04

マルベル堂にえびさまのブロマイドを探しに行ったおぼえが…で、大川橋蔵のブロマイドを買って帰ってきた。

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2009/10/04

時代とか身分とかが色濃く残っていたころの話なのですが、好きな男の為ならいいかなって思ってしまいました

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