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生成言語学入門 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2021/01/21

生成文法について解説した入門書。チョムスキーに関しては以前に何冊か読んだが、分からない箇所も多かったため、本書は理解の助けとなった。英語だけでなく、日本語の具体例も多く非常にわかりやすい。ただ本書を読んで思ったのが、生成文法を中心に書いてはあるが、構造主義に基づく分析理念も多く記...

生成文法について解説した入門書。チョムスキーに関しては以前に何冊か読んだが、分からない箇所も多かったため、本書は理解の助けとなった。英語だけでなく、日本語の具体例も多く非常にわかりやすい。ただ本書を読んで思ったのが、生成文法を中心に書いてはあるが、構造主義に基づく分析理念も多く記述されていることだ。特に音声学、音韻論の箇所はむしろ構造主義的分析ではないかと思った。構造主義と生成文法は理念こそ違えど共通するところも多いと感じる。本書はむしろ近現代の言語学の入門書として読むのが適当だと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

最初に言語学の歴史のようなものが紹介され, 言語学で重要な概念が説明されている。 その後音声学,形態論,統語論,意味論が説明されている。 意味論は統語論との関係で説明されている。 どの章も最初は基本的な事項の説明から始まっているが, 後半は複雑な概念なども紹介されているので難しい...

最初に言語学の歴史のようなものが紹介され, 言語学で重要な概念が説明されている。 その後音声学,形態論,統語論,意味論が説明されている。 意味論は統語論との関係で説明されている。 どの章も最初は基本的な事項の説明から始まっているが, 後半は複雑な概念なども紹介されているので難しい。

Posted byブクログ