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童話物語 の商品レビュー

4.5

87件のお客様レビュー

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2023/08/27

天涯孤独の少女ペチカが、妖精に出会い、旅をしながら、人間の愛を知り、成長していく物語だが、私が好きなのはルージャンである。 ペチカの幼なじみの少年ルージャン。 周りの男の子たちと共にペチカをいじめていたが、ペチカが旅に出たのを知って、ルージャンもペチカを探す旅に出る。 ルージャ...

天涯孤独の少女ペチカが、妖精に出会い、旅をしながら、人間の愛を知り、成長していく物語だが、私が好きなのはルージャンである。 ペチカの幼なじみの少年ルージャン。 周りの男の子たちと共にペチカをいじめていたが、ペチカが旅に出たのを知って、ルージャンもペチカを探す旅に出る。 ルージャンもまた、旅をし、1人で生きていくことで、弱虫な少年から、強くたくましい少年になっていくのだ。 本当は好きだったペチカのことをいじめていた行いを悔やみ、ただ、ペチカを見つけたら謝りたい一心でペチカを探す。 でもなかなかペチカに会えないのだ。 いつになったら2人は再会出来るのか、待ち遠しく思いながら読み進めた。 人は変われるし、自分で思っているよりすごい人間なんだ。 って、勇気をもらえた一冊です。

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2023/02/16

中学生の時に読んで以降、何度読んでも涙が止まらないくらい感動する。初めて徹夜して読んだ本。 主人公がすごく嫌な性格の女の子だったことも衝撃で、ずっと忘れられない。 何度も読み返したくなる、私にとっての大事な一冊。

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2021/12/31

始まりから主人公の少女があまりに悲惨な境遇にいて、血が滲むように物語が進んでいくが、それがクライマックスのカタルシスを強いものにしている。

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2021/05/19

フアンタジーではあるが、とても深い 心に刺さる物語だった。 妖精のフィッツと、不遇な境遇の所為で 心のひねくれたペチカとの運命的な出会い。 そこから、壮大なペチカの心の成長の旅が始まる。 色んな土地で居場所を探すペチカだか、人の裏切り や、虐げられた記憶から人を信じる事が 出来な...

フアンタジーではあるが、とても深い 心に刺さる物語だった。 妖精のフィッツと、不遇な境遇の所為で 心のひねくれたペチカとの運命的な出会い。 そこから、壮大なペチカの心の成長の旅が始まる。 色んな土地で居場所を探すペチカだか、人の裏切り や、虐げられた記憶から人を信じる事が 出来ない。そこで思わぬ出会いや、優しさに触れ 少しづつ心が解けていく。 妖精のフィッツも、天界の様に地上では永遠 が無い事を知る。 人生は、一度切りしか無いが日々変化する 事を恐れてはいけない。 失敗しても、明日はまた自分が変われるかもしれないから。

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2021/02/17

主人公の置かれた状況があまりに過酷。主人公らしからぬ振る舞いもこんな酷い日々を過ごしていたのなら致し方なしと言ったところか。 おばあちゃんとロバに癒されました。

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2020/12/07

主人公のペチカをとりまく環境は、 厳しいもので、1日1日を生きることに精一杯。 理不尽なことも多い。 そんな、ある日妖精と出会って体ペチカの周りがかわっていく。 とても描写や心情の変化がわかりやすく書かれているのでついつい感情移入してしまい、読み進めていける物語。 人は1人では生...

主人公のペチカをとりまく環境は、 厳しいもので、1日1日を生きることに精一杯。 理不尽なことも多い。 そんな、ある日妖精と出会って体ペチカの周りがかわっていく。 とても描写や心情の変化がわかりやすく書かれているのでついつい感情移入してしまい、読み進めていける物語。 人は1人では生きてはいけない、そんな風に思わせられる一冊。誰もが旅の途中。人生の中で、どんな人に出会えるかが大切だと感じさせられた。

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2022/09/17

文庫本で読んだので、文庫本で登録している。 挿画が素晴らしいとのことなので、いつか手にしたい、心の積読。 …と2年前に書き込みましたが、幸運なことに古書で手に入れました。 こんないい本を手放した人がいるなんて!とも思うけれど、これも何かのご縁。 大切に預かることにします。

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2020/12/04

ハイ・ファンタジィの大傑作。 少女と少年の成長譚であり、人間という生き物の可能性を示してくれる一冊です。 人生に疲れた時に、この本を開きます。 自分という存在を見失いそうになった時に、この本を開きます。 ここには、忘れてはいけない気持ちが、たくさん詰まっているから。 ここま...

ハイ・ファンタジィの大傑作。 少女と少年の成長譚であり、人間という生き物の可能性を示してくれる一冊です。 人生に疲れた時に、この本を開きます。 自分という存在を見失いそうになった時に、この本を開きます。 ここには、忘れてはいけない気持ちが、たくさん詰まっているから。 ここまで感動出来た作品は他にありません。 ただただ夢中で頁を繰りました。 世界の、いや、人間の醜悪さと美麗さ。 それをとことんまで描き切った作品です。 この本の帯には、こんな言葉が書かれていました。 ============================= 「M.エンデ+J.クロウリー+宮崎駿を連想させる圧倒的な筆力!!」 ============================= 大袈裟な、と思いつつ、興味を引かれて買いました。 そして、読了後、この言葉は嘘偽り無いものであったと、深く納得しました。 文学は、ただの娯楽ではない。 そこには、「世界」が詰まっている。 そしてファンタジィとは、その究極の形である。 それを、分からせてくれる作品です。 この本の魅力は、読んでもらわなきゃ伝わりません。 断面を切り取ることが出来ません。 言えることは、読まない人は、確実に損をしている、という事だけです。 さっき、何回目か分からない再読をしました。 そしていつものように、中盤過ぎ辺りから、幾度と無く涙を流しました。 その涙は、悲しいもの、辛いもの、嬉しいもの、いろいろです。 読後に、やっぱり、いつものように、心に光をもらいました。 本書の魅力は、随所に挿入される挿絵にもあります。 宮山香里さん( http://www.studioetcetera.com/staff/kaori/ )が描く、その美しい版画の世界。 著者の向山貴彦さん( http://www.studioetcetera.com/staff/mobs/index.html )と、その世界観を共有しながら描いた「クローシャ」の風景。 そして、登場人物たちの表情。 とても活き活きとしていて、物語の側面をしっかりと支えています。 この挿絵を堪能するためだけに、単行本を選ぶ価値は十二分にあります。 僕には出来ないことだから、この本に頼りたいのです。 いま、たくさんの絶望を抱えている人へ、この本を贈りたいのです。 この本に書かれていることは、きっとたくさんの力を与えてくれるから。 文学の持つ、希望を与えることの出来る力が、たくさん詰まっているからです。 いくつか、フレーズとして登録しておきます。 ぜひ、読んでください。 読み終わった時、あなたの世界を見る目は、すこし優しくなっているはず。 <<追記>> 2018/3/5 著者である向山貴彦氏が永眠されました。享年47歳でした。 http://studioetcetera.com/main/archives/5012 以前使っていたサービスで、コメントを頂いたことを思い出します。 まさか著者に読んで頂けるとはという驚きと気恥ずかしさ、そして何よりも嬉しかったです。 この素晴らしい作品を生み出してくれたことに、心からの感謝を。ありがとうございました。 どうぞ安らかに。

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2017/07/09

冒頭はハウス食品の名作シリーズを彷彿とさせる内容。 妖精フィツと共に運命に翻弄される少女ペチカの大冒険。

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2015/09/13

辛くさみしい過去を送っていた主人公の心がだんだんと人を信じられるようになり、最後は、みんなを救う。 涙なしでは読めませんでした。

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