臨床心理士への道 の商品レビュー
あっさりと読めてしまう。まあ、語り口上のものはあっさり読めるものなのだけれども。これを最初じゃなくて今読んでよかったなとは思う。あれこれ蓄えた知識にすーっとひとつの線を通すという意味合いで非常に有用だった。逆に、ここから入って一本の線に肉付けをしていくというのもいいのだろうけれど...
あっさりと読めてしまう。まあ、語り口上のものはあっさり読めるものなのだけれども。これを最初じゃなくて今読んでよかったなとは思う。あれこれ蓄えた知識にすーっとひとつの線を通すという意味合いで非常に有用だった。逆に、ここから入って一本の線に肉付けをしていくというのもいいのだろうけれども、それだとわかりやすいという部分をどのあたりがわかりやすいのかというところに気づかずに読み飛ばしてしまうかなとも思われる。内容自体に関しては基本的なことばかりなので、例えば、アセスメント・心理療法・コンサル・リエゾンの分類とはかなりいいと思う。ただ理論ごとの違いに関してはかなりあっさりとまとめられている印象。精神分析と分析心理学の実践の場での違いなんかはかなり説得力があってよかったと思う。理論としての違いは描かれていても、実践上の違いみたいなのは省かれていることも多いので。まあ、後は著者の遍歴なんかはかなり面白かったかな。すべてを性的なものに結び付けてしまうフロイトよりも、カミュやサルトル、ボーヴォワールの実存主義のほうがひかれた、なんていうのはなんとも面白いけれど、当時そうしたアングラな世界に住む人たちが比較的多かったというのもうらやましい。今哲学をやっている人は格好いいだとか教養だとかが主な理由となっていて、そうするしかないからやっているという人にはなかなかお目にかかれていないというのが現状である。これは臨床心理学なのだけれども、こころ、という部分で哲学も心理学も文学もつながってくると思う。無論、つながらないところもあるし、つながるところもあるというのがより真を得ているわけだけれども、それらは違うのだと一断に付してしまうのはどうなのだろう?現存在分析や実存分析なるものにはすこぶる興味があるのだけれど、現在的にはそれを行っている人はあまりいないようではある。実利性と真っ向から衝突しながらもそれを非弁証法的に超克していくような理論を生み出したいと思ったりするが、それまで俺は生きていられるのかなあ?としみじみと疑問に感じる。あんまり長く生きているつもりはないので。
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私が心理学に興味をもち、 本格的に学ぼうと思い最初に手にした本。 心理職としての具体的な職場や業務内容から、 心理を学ぶものとしての心得など、 とても分かりやすく書かれている。 おわりに、で 馬場さんは人の心を支える臨床心理士という仕事に対して、 心のナイーブな若者に対して、様...
私が心理学に興味をもち、 本格的に学ぼうと思い最初に手にした本。 心理職としての具体的な職場や業務内容から、 心理を学ぶものとしての心得など、 とても分かりやすく書かれている。 おわりに、で 馬場さんは人の心を支える臨床心理士という仕事に対して、 心のナイーブな若者に対して、様々なメッセージを書かれているのだが、 「人はつまずくことが恥ずかしいでのはない、 立ち上がらないことが恥ずかしいのだ。」 という言葉に特に心を撃たれた。 少しでも多くの人に、 前向きに生きていくことを伝えられる人になりたいと、 そう感じた。
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なんだか、書ききれていない感じがあります。 せっかく偉大なる馬場先生が書いているのに、引き出しきれていないですね。 分かりやすいことを追求しすぎてしまった結果でしょうか。
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自分の意思を再確認するために買いました。シビアなのは、わかってるのですが。でも「せっかく興味を持ったんだから」と書いてあるのが、すごい救いだった。
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馬場礼子先生がとても親しみやすい文章で書いておられる、臨床心理士になりたいと思っている人のための本です。 「臨床心理士になりたいんです☆」という人が、まず読むのにすごくいい本だと思います。臨床心理の仕事がどのようなものなのか、そして心と関わる仕事をするということが、一体どういう...
馬場礼子先生がとても親しみやすい文章で書いておられる、臨床心理士になりたいと思っている人のための本です。 「臨床心理士になりたいんです☆」という人が、まず読むのにすごくいい本だと思います。臨床心理の仕事がどのようなものなのか、そして心と関わる仕事をするということが、一体どういうことなのか。「なりたい」の前に、「なぜなりたいのか」を深く自身に問いて、悩むための入り口になる本かもしれません。
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学部の1年の頃臨床心理士って資格とったあとどうするの?と疑問に思って買った本。当時は馬場禮子先生がどんな方かも知らなかった…。これからCPを目指す人は読むといいと思います。
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