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やさしいフォーカシング の商品レビュー

4.2

12件のお客様レビュー

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2017/04/30

コーチングや心理学を学ぶなかで、「フォーカシングというのがあって、体のなかで起きていることを感じて、そこから気づきをえるもの」というくらいの理解はあったが、一応、一冊くらい読んでおくか、という感じで読んでみた。 基本的には、読む前に理解していたイメージと大きく変わるものではない...

コーチングや心理学を学ぶなかで、「フォーカシングというのがあって、体のなかで起きていることを感じて、そこから気づきをえるもの」というくらいの理解はあったが、一応、一冊くらい読んでおくか、という感じで読んでみた。 基本的には、読む前に理解していたイメージと大きく変わるものではないのだが、久しぶりに、「これはいいんじゃないかな?」という納得感を得た。 テクニック的には、プロセスワークとか、コーアクティブコーチングとか、NLPとかで、使う「身体感覚」を味わうみたいなものと同じなんだけど、アプローチの仕方が、なんかとっても柔らかいというか、丁寧というか、繊細というか、やさしいという感じで、いきなり「その感覚を増幅してみましょう」みたいなところに行かないのが、なんか新鮮だった。 比喩としては、自分という森のなかに、ちょっと臆病な小動物がいて、そこに対して、「こんにちは、ちょっと近づいてもいいかな?」みたいな感じで、身体感覚に接して行く。 これだったら、コーチングとか、セラピーとかの流派に限らず、基礎的なスキル、基盤として、必要だな、と思った。 最近の自分のテーマは、自分のなかにいる、複数の自分、そのなかにはネガティブだったり、すごく小心であったりする自分をいかに否定したり、無視したりするのではなく、自分のなかで、良い関係性をつくるということ。 この本を読んで、そうか、自分のなかのたくさんの自分たちを相手に、コーチングしたり、ファシリテーションすればいいのか、と今さらながら、気づく。 そして、その基本は、傾聴、ともにいることだよな、と妙に納得しました。 とても分かりやすく書かれているので、どなたにも推薦できます。

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2014/09/09

フォーカシングってカタカナのせいか、いまいち、どんなことなのか、よく分からなかったけど、この本は具体的に書いてあって、分かりやすかった! 読みながら、インナーチャイルドワークもフォーカシングなんだ、と思ったら、後半、そのように書いてあって、やっぱりね!と嬉しくなったり。 よし、フ...

フォーカシングってカタカナのせいか、いまいち、どんなことなのか、よく分からなかったけど、この本は具体的に書いてあって、分かりやすかった! 読みながら、インナーチャイルドワークもフォーカシングなんだ、と思ったら、後半、そのように書いてあって、やっぱりね!と嬉しくなったり。 よし、フォーカシングやってみるぞ!と思うと、どうしたらいいか、とっかかりがなくて分からなくなってしまうけれど、この本を読んでいたら、いつも自分で何となくやっていることがフォーカシングに近いのかも・・・と思いました。何度も読み返して、もっとよく分かりたい。

Posted byブクログ

2014/03/18

フォーカシングとは、「からだを使って、自己の気づきを促し、こころを癒していく」プロセスのこと。 緊張して胸が締め付けられるような感じ、とか、息をするのが苦しいような感じ、といった「フェルトセンス(感じられた意味感覚)」について、「なくそう」とするのではなく、それに耳を傾けたり、「...

フォーカシングとは、「からだを使って、自己の気づきを促し、こころを癒していく」プロセスのこと。 緊張して胸が締め付けられるような感じ、とか、息をするのが苦しいような感じ、といった「フェルトセンス(感じられた意味感覚)」について、「なくそう」とするのではなく、それに耳を傾けたり、「その感じがあなたに話しかけるようにしむける」ように、メッセージを聴いていくこと。 本書はその具体的な手法が記された入門書。様々なパターンに対応できるようになっていて、丁寧に作られている印象。 印象に残ったのは・・・ 「心理療法で効果がある人とない人の違いは何か」という研究において、 セラピストの行為からは何ら有意な差は見られなかった。 治療が成功だったクライエントと失敗だったクライエントには違いがあった。 そしてその違いは最初の1,2回の面接でわかる。 治療が成功したクライエントは、面接のどこかから 話し方がゆっくりになって、言葉の歯切れが悪くなり、その時に感じていることを言い表す言葉を探し始める。 →直接からだで感じている、漠然とした、言葉では表現しにくい身体的な気付きがあった 逆に、うまくいかなかったクライエントは、面接の間ずっと言いよどむことなくすらすらと話している。 →「頭で考えるレベル」にとどまっている(さわ)

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2013/03/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

 著者自身がそもそもフォーカシングのやり方がよくわからず悩まれていたそうで、その体験があったからこそ、本書のような平易で明快な入門書が書けたのではないかと思う。  フォーカシング関連では本書が初めてであったため、当然一度読んだだけでは理解できないものと覚悟して読んでいたが、理解できないながらも漠然としたものではあるが、「何か」得るものがあったような気がする。とかく、こういった体験的な技法について学ぶ際には、正しいやり方でできているかどうかにとらわれがちになってしまうと思う。しかし、著者の「フェルトセンスを上手に見つけるのを邪魔する一番の障害は、自分が正しいやり方をしているかどうかを疑う気持です。」というこの一文には救われた。  また、本書を読んだことで、フォーカシングという技法について学ぶことだけではなく、他の数ある心理療法で述べられていること、つまりは、カウンセリングという場面でどのようなことが起きているのか…ということが、ほんの少しだけわかったような気がする。もちろん、実際に専門家の指導の下でフォーカシングを体験したわけではなく、本書を読みながら見よう見まねで体験してみただけなので、上述の感想は僭越なものとしか言いようがない。本書を読んだことで、他の書籍にも手を伸ばしたくなるとともに、いずれ実際に体験してみたいと思わずにいられなくなった。

Posted byブクログ

2012/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内なる自分との対話。インナーチャイルドの癒し。ブロックの解放。一種の憑依霊、他人のエネルギー、繋がったエネルギーコードの切断とその先の意識への対処法など・・・ フォーカシングには結果的にそういう意味が含まれている。 自分の体感に注意をとどめるということで、エネルギー的なもの、霊的なものがピンとこない人でも、そのエネルギーの存在を認め理解しやすく、集中しやすい。 見つけたブロック(体感の違和感)をフォーカシングの手順で解放するもよし、リトリーバルするもよし、エネルギーヒーリングするもよし。

Posted byブクログ

2012/04/02

版を重ねているだけあって、良書だと思う。 自分に優しくなれる。自分を大切にできる。 ただ、理論的なことを重んずる人には、池見陽氏の『心のメッセージを聴く』を最初に読まれることをオススメします。

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2011/09/13

木陰に隠れている小動物を自分のところに 招き寄せるように、自分の心のある部分に そばにいてあげる ただそれだけのこと

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2011/02/06

タイトル通り、フォーカシングの基本的なやり方や応用の仕方が非常に分かりやすく書かれている。フォーカシングのプロセス自体はそれほど複雑ではないが、具体例や著者の実体験等が豊富に書かれており、参考になる。また翻訳の質も高いため、非常に読みやすい。

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2010/06/16

これは技法なのでまずはさらっとよむ。いきなりはじめてもよいが、ほか体験文献を読んでからがいいと思う。

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2010/04/07

カラダに自分の本当の気持ちを聞いていく、心理療法のひとつのフォーカシング。わきあがる感情を打ち消すのではなく、あいさつをして寄り添うこと。というのがとっても新鮮な考え方でした。頭で考えガチな私にはこれからセルフヘルプの手段としてとっても役に立ちそうです。

Posted byブクログ