クリスマスに少女は還る の商品レビュー
主人公ルージュの焦燥…
主人公ルージュの焦燥感が全編にみなぎり、読者にも伝染します。エピローグまで読んで、もう一度邦題を見たとき、思わず「ウマイ!」と叫んでしまいました。
文庫OFF
誘拐された二人の女児…
誘拐された二人の女児の捜索がメインで進む本編なのですが、見所はラスト数ページのエピローグ。ここにこの物語の全てが詰まっています。それを読んだ瞬間、物語内に散りばめられていた奇跡に涙が出そうでした。
文庫OFF
長いです。とにかく長…
長いです。とにかく長い!これはもう致し方ないのでしょうが、登場人物がやたらと多い!ずっと、右手の親指は表紙裏を押さえているしかない。(登場人物紹介欄がありますよね。)結局、最後までいちいち名前を確認する作業に追われ、どっと疲れました。根気がないと難しいです。
文庫OFF
・600ページ超え!読むのに時間はかかるがとてもよかった。タイトルの意味に気づいた時涙がこぼれた。 ・エピローグで裏切られる 「あたしにあんたを置いていけるわけがないでしょう?」
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子供の頃に双子の妹を誘拐され、殺されたルージュ(男)は警察官になっていた。 ある年のクリスマス間近、二人の女の子がいなくなる。 一人は副知事の娘で、知能指数の高いグウェン。 もう一人は、ホラー映画が大好きで、他者を驚かせることが楽しみで仕方ないサディー。 親友の二人はそれぞ...
子供の頃に双子の妹を誘拐され、殺されたルージュ(男)は警察官になっていた。 ある年のクリスマス間近、二人の女の子がいなくなる。 一人は副知事の娘で、知能指数の高いグウェン。 もう一人は、ホラー映画が大好きで、他者を驚かせることが楽しみで仕方ないサディー。 親友の二人はそれぞれの家に帰れるのか…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事前情報なにもなしに読んだのだけど、ずっとホラーじゃないかってドキドキしていました。 なんでそんなにホラーを疑ったかというと、多分、タイトルの「還る」って表記なんじゃないかな。 いかにも「よみがえり」見たいじゃないですか。(個人の感想です) 普通に「帰る」にしてくれれば、怖くなかったのに。 でも200ページまで読んでも、誘拐された少女たちの話が見えてこない。 あくまでも親や警察など、大人の話で。 なので前半しばらくびくびくしながらも退屈でした。 少女たちの状況が見えてくるにつれて、目が離せなくなりました。 たった10歳の少女たちが、自分の知っていること、できることを総動員して、二人で生きて帰ろうとする。 ところが、警察は一連の誘拐事件のパターンでは、一人はすぐに殺される、もう一人はクリスマスの朝に殺されるので、生きているはずの一人だけは早く救い出そうというスタンス。 え? 死体も上がっていないのに、いつものパターンでひとりは死んでいるはずって、決めつけちゃうの? タイムアウト。 もう一人も殺されたであろうことにショックを受けて飲んだくれる警察署長。 マジか。 ちゃんと探してくれよ。 これはフィクションだからなのでしょうか。 それとも、アメリカの捜査ってそんなものなんでしょうか。 それに引き換え少女たちは本当に健気で痛々しくて。 心も体も傷だらけで、それが癒えることは当分ないのだろうけれど、それも含めて自分を受け入れて成長してほしいと思ったよ。
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積読の中から1冊。いつかクリスマスシーズンに読もうと思っていたけど、結局、今。1999年初版との事。意外と古かった! 少女2人が誘拐され、行方が分からなくなってしまう事件。過去に双子の片割れを誘拐され殺された経験を持つ刑事ルージュが事件を追っていく。警察やFBIの連携の悪さにイラ...
積読の中から1冊。いつかクリスマスシーズンに読もうと思っていたけど、結局、今。1999年初版との事。意外と古かった! 少女2人が誘拐され、行方が分からなくなってしまう事件。過去に双子の片割れを誘拐され殺された経験を持つ刑事ルージュが事件を追っていく。警察やFBIの連携の悪さにイライラしつつ(携帯電話もない時代だし余計に)、早く彼女たちを助けてあげてとハラハラしながら読んだ。一方で誘拐された少女たちグウェンとサディは、協力し困難に立ち向かう。 そして最後の最後でどんでん返し。あ〜これは思いもしなかった。クリスマスの奇跡だったのか。少しビターな結末でした。 中盤でルージュが事件を目撃したディヴィッド少年と、グラウンドで野球をするシーンが、いかにもアメリカっぽくて良かった。
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クリスマス目前に誘拐された少女達の物語。 登場人物が多く理解が大変だが、少女達が懸命に戦う姿、助けたい大人達の奮闘、そして15年前の事件など、どれも続きが気になりスイスイ読めました。 結末には驚愕と感動と喪失感…すごい小説でした。
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評価が高いのでずっと気になっていた作品。 が、とても忙しい時期に流し読みになってしまい、失敗… ボリュームもあるし、登場人物の名前を忘れ、すぐに真相に気づけず。 ネタバレサイトと2度読みでようやく理解。
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「小説という毒を浴びる」で紹介されていなければ読まなかった。 紹介頂いて桜庭一樹さんには感謝。 良かった。 最後も、あーそんななんだと驚きあるし。 もっとボリュームがあっても良かったな。もっと登場人物の話があって欲しかった。 ルージュのお母さん良い感じだったし。
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