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高山右近 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2013/08/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

キリシタン大名として有名な高山右近ですが、詳しくは知りませんでした。それが1個の悩みをもった老武士として、活き活きと蘇ります。大名の立場を捨て、加賀藩に預けられた後、更に迫害で長崎、マニラへ。マニラではスペイン人の総督の厚意により、幸せな最期を迎えたようですが、地位を捨て、甘んじて迫害、辱めを受ける。それが自己のみでなく、老妻、そして夫に離縁され、乳飲み子と別れた若い娘、そして亡き長男夫妻の残した10人の幼き孫たちを同じ迫害に遭わせてしまう。自分ならそのような決断が出来るだろうか、自らその道を選ぶ老妻、娘、子供たちの健気さ。マニラへ向かう船の上での台風との遭遇。クリスチャン作家加賀氏らしい、感動の小説です。

Posted byブクログ

2012/02/07

信長、秀吉、家康の戦国時代にある一国を任されたキリシタン大名の話。 キリシタン故、大名取り潰しに合い、加賀藩で陪臣となるが、最後は徳川のキリシタン禁止令で国外追放され、マニラで英雄として生涯を閉じるというストーリー。事実をたんたんと書く感じで、心に何かを訴えようとする文章ではな...

信長、秀吉、家康の戦国時代にある一国を任されたキリシタン大名の話。 キリシタン故、大名取り潰しに合い、加賀藩で陪臣となるが、最後は徳川のキリシタン禁止令で国外追放され、マニラで英雄として生涯を閉じるというストーリー。事実をたんたんと書く感じで、心に何かを訴えようとする文章ではないため、ちと退屈。

Posted byブクログ

2009/10/04

隠れたキリシタンとして歴史に名を残す高山右近。 でも、徳川幕府の禁教令により、 フィリピンまで逃走。 近畿地方で隆盛を誇っていた城主で、茶人も 幕府には勝てなかった。 その悲劇のスターを医師で作家の加賀乙彦氏が描く。

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