念力密室！ の商品レビュー

西澤保彦(著者)

　摩訶不思議な事件に…

[文庫ＯＦＦ]

　摩訶不思議な事件に　超能力　という理由がある。それだけでSF的？な気もしたけど、しっかり推理小説だった。超能力を使った理由が犯罪絡みなのか？誰が超能力者なのか？　それを探るのも面白い。超能力者であっても、犯罪の理由は普通の人間と変わらないというのが馴染みやすくしてくれた。　犯罪に超能力が絡むと、こういう世界があるのかぁ～、と感心してしまった。

　ＳＦだけれどもちゃ…

[文庫ＯＦＦ]

　ＳＦだけれどもちゃんとパズルに仕上がっているのはさすが。犯人の動機や心理も面白い。　主人公のラブコメ路線はさらに加速してほとんどご都合主義青年漫画になっていますから、女性が読むとどう感じるのでしょうね。

2018/09/02

シリーズで密室にこだわると、どうしても同じような展開になってしまう。

しかしである。
密室がある。そこに不可能犯罪がある。さらに超能力によるときた。これは好きに決まっている。

短編集の中でも特に「乳児の告発」
伏線とWHYの強烈さ。作者特有の容赦のない展開に苦笑い。
キャラクターの関係性が気になるラストも含めて、ぜひともシリーズで追いかけていきたい。

オススメマラソンその⑥
アキラさんから紹介してもらいました。

2016/04/14

SFミステリ。短編集。
超能力者が存在しても、論理的に謎解きしてます。
ほどよいコメディ要素もあって読みやすい。
二作目の「死体はベランダに遭難する」がベスト。

2011/09/24

密室の必然性のみにこだわった連作。最初の２作ぐらいはとても面白かったが、そればかりが続くとさすがに辛い。

2010/01/16

タイトルどおり、オール「念動力でロックをかけた密室」づくし。と聞くと、「そりゃなんじゃ」って思うけど。たしかにこんなの、密室トリックとしちゃ大反則だよなあ。だけどこの場合、「どうやって密室を作ったか」というのはまったく問題ではないので、こういうのもあり。誰が何故密室にしたか、その謎だけで充分に楽しめる。
「乳児の告発」が見事だなあ。終盤になって「それじゃあ犯人は誰なんだ～！」と叫びそうになったけれど、まさかあんなところに伏線があっただなんて！　ちょっとやられた。

2009/10/25

神麻嗣子シリーズ短編集。

神麻、能解、保科の出会いから描かれているので、やっと話がつながった感がある。
個人的に、身の回りの人が偶然犯人、というのがあまり好みではないため、マイナス。